初冬を迎えた?jī)?nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)自治區(qū)錫林郭勒（シリンゴル）盟西烏珠穆沁（西ウジムチン）旗にある昊鑫バイオマス環(huán)境保護(hù)ペレット有限公司で、大型ショベルカーが粉砕し乾燥させた牛糞を給餌機(jī)に投入する作業(yè)に追われている。高溫、圧縮、冷卻、カットなどの工程を経て、5センチの四角いバイオマス燃料ペレットが生産される。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

「私たちはこの前、発電所との間で実験用として2000トンの契約を結(jié)んだ。今発電所はさらなる?yún)f(xié)力の意向を示しており、今後、私たちは発電所に長(zhǎng)期的に供給できるようになる」。同社の社長(zhǎng)である崔貴軍氏によると、同社の年間生産能力は20萬(wàn)トンに達(dá)する。崔氏が言う実験とは、現(xiàn)地の発電所が他地域の大學(xué)と共同で行う「牛糞混焼」実験であり、全國(guó)初の「牛糞混焼」実験でもある。

2024年6月、國(guó)家発展?改革委員會(huì)と國(guó)家エネルギー局は「火力発電の低炭素化改造建設(shè)活動(dòng)計(jì)畫（2024～27年）」を発表した。それによると、各地はバイオマス混焼、グリーンアンモニア混焼、二酸化炭素回収利用?貯留などの方法で火力発電の低炭素化改造建設(shè)プロジェクトを展開する必要がある。関連プロジェクト第1弾では、電力単位當(dāng)たりの二酸化炭素排出量が、2023年の同種火力発電所の平均二酸化炭素排出量を20％程度下回ることになり、既存の先進(jìn)的な火力発電所を大きく下回る。

シリンゴル盟エネルギー局の徐敏副局長(zhǎng)によると、シリンゴル盟には火力発電所が21ヶ所あり、総電力設(shè)備規(guī)模は1700萬(wàn)キロワットに上る。國(guó)能北電勝利エネルギー有限公司の勝利発電所は、現(xiàn)地初のバイオマス混焼実験を開始した火力発電所だ。同発電所には、山東省、江蘇省への2本の交流超高圧送電線があり、シリンゴル盟と山東省を結(jié)ぶ1000kV超高圧送電路に関連した重要な電源プロジェクトでもある。2024年の発電量は54億2000萬(wàn)キロワット時(shí)を見込む。

「計(jì)畫によると、火力発電所は炭素排出量を削減するという非常に重い任務(wù)を負(fù)っている。私たちは現(xiàn)地の狀況に応じて、牛糞をバイオマス混焼燃料に選んだ」。勝利発電所の黨委員會(huì)書記で執(zhí)行取締役の潘騰氏は取材に、「7月から當(dāng)社は低炭素開発部を?qū)熼T的に設(shè)置し、バイオマス混焼作業(yè)専門チームを設(shè)立し、西安交通大學(xué)などの大學(xué)の研究チームと連攜し、実験室でさまざまな燃焼條件をシミュレーションし、異なる混焼率と工程パラメーターを調(diào)整した」と説明した。

「私たちは合計(jì)4回の試験を?qū)g施した。牛糞の粉砕、輸送特性、燃焼特性、ボイラーの性能など、さまざまな側(cè)面を?qū)澫螭趣筏郡?、最終的に牛糞には潛在的な燃焼価値と混焼特性があることを確認(rèn)した」。勝利発電所総技術(shù)責(zé)任者の田亜釗氏によると、牛糞から作られるバイオマス燃料は約2000キロカロリーの発熱量を持ち、火力発電所の熱発電の要件を満たしている。「660メガワットの発電機(jī)で10％の混焼率を想定すると、年間約20萬(wàn)トンの牛糞を混焼でき、標(biāo)準(zhǔn)石炭を8萬(wàn)5000トン節(jié)約し、二酸化炭素排出量を22萬(wàn)7500トン削減し、炭素排出削減で2000萬(wàn)元の増収が見込まれる」と話した。

「実験全體がかなり成功。牛糞はカーボンニュートラル燃料の一種で、國(guó)際的にもゼロカーボン排出とみなされている」。西安交通大學(xué)の楊福鑫教授は、「現(xiàn)在、牛糞混焼は単一の粉砕システムで混焼率15％を?qū)g現(xiàn)できる。燃焼全體もかなり安定しており、機(jī)器の運(yùn)転にも問(wèn)題がなく、汚染物の排出も基準(zhǔn)を満たしている」と説明した。（編集SC）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年12月10日