上海市は、街の曲がり角を曲がると、緑があり、自然に觸れることができるよう、市內(nèi)に公園を1000ヶ所以上作るという目標(biāo)を掲げている。その目標(biāo)を達(dá)成するために、わずかな余剰スペースも有効に活用する必要がある。

上海市普陀區(qū)の百禧公園は、元々鉄道の支線が通っていた場(chǎng)所だったため、その敷地は非常に細(xì)長(zhǎng)い。そこでこうしたスペースを活用するため、ユニークな3階建てのコミュニティ公園緑地が建設(shè)された。

百禧公園は東西の長(zhǎng)さが880メートルで、周辺には団地11ヶ所、學(xué)校2校、企業(yè)など雇用機(jī)関も複數(shù)あり、約3萬人がこの一帯に暮らしている。その細(xì)長(zhǎng)い空間を最大限利用すべく、公園は3階建てになっており、地下1階は、広いスペースが設(shè)けられたホールでイベントなどを開催することができる。地上1階にはバスケットコートや休憩所などが設(shè)置され、屋上である2階部分は巧みに配置されたペデストリアンデッキになっていて、住民が通行できるようになっている。

百禧公園の建設(shè)は、上海の都市再開発の縮図と言える。2024年末の時(shí)點(diǎn)で、上海の各種公園は973ヶ所、そのうちポケットパークが341ヶ所となっている。コミュニティプランナーにとって、都市の余剰スペースをどのように活用するかという課題は、建築空間に対する再構(gòu)築というよりは、イノベイティブなアプローチによる活用という取り組みになっていると言えるだろう。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年3月14日