4月2日、華電凱升木壘雀仁太陽光発電貯蔵第1発電所の系統(tǒng)接続?稼働開始に伴い、新疆の新型エネルギー貯蔵総設(shè)備容量は1000萬キロワット（kW）の大臺を突破し、1009萬7000kW/3371萬3000キロワット時（kWh）に達した。設(shè)備容量規(guī)模は全國トップクラス、西部地域では第1位となった。科技日報が伝えた。

新疆は豊富なエネルギー資源を有しており、風力エネルギー資源の総埋蔵量は全國第2位、太陽エネルギー資源の理論埋蔵量は全國第1位。新エネルギー発電には間欠性と不安定性があり、特に新疆では新エネルギーの出力が「春?秋に大きく、夏?冬に小さい」という特徴を示し、夏と冬に負荷ピークを迎える電力網(wǎng)の特性とは逆になっている。

新疆初の電力網(wǎng)側(cè)新型獨立型エネルギー貯蔵発電所である哈密沃能十三間房エネルギー貯蔵第1発電所。撮影?馮洋

エネルギー貯蔵プロジェクトは電力網(wǎng)の安全運営を支える「安定裝置」と「調(diào)整裝置」として、主に「ピークカット?ピークシフト」の役割を果たし、モバイルバッテリーに似ている。電力需要が低い時間帯に貯蔵電池を充電し、電力需要が高まる時間帯に電力を放出し電力不足を補う。新型エネルギー貯蔵は建設(shè)期間が短く、配置が柔軟で、応答速度が速いなどの利點があり、電力システムの運営においてピーク調(diào)整、周波數(shù)調(diào)整、電圧調(diào)整、予備電源など複數(shù)の機能を発揮できる。新型電力システムの重要な構(gòu)成要素であるだけでなく、新型エネルギー體系の鍵となる支柱でもある。

統(tǒng)計によると、2024年末時點で新疆の新型エネルギー貯蔵系統(tǒng)接続設(shè)備容量は累計953萬4500 kW/3177萬3300kWhに達し、年間充電量は44億8000萬kWh、放電量は38億6000萬kWh、エネルギー変換効率は86.2%で、利用時間は1689時間に達した。データによると、2024年だけで新型エネルギー貯蔵は前年比139%増の555萬3000 kW/1952萬9000kWh新規(guī)増加した。2025年末までに新型エネルギー貯蔵系統(tǒng)接続規(guī)模は2000萬kWを超えると予想されている。2010年に「疆電外送」（新疆から他地域への送電）を開始して以來、2024年12月末までに新疆から送電された電力量は累計8672億kWhを超え、そのうち新エネルギーによる送電量が3割を占めている。（編集SC）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年4月7日