大阪?関西萬博中國パビリオンの外観。（撮影?蔣暁辰）

大阪?関西萬博の開幕が間近に迫る中、中國パビリオンはその中でも最大規(guī)模かつ最も代表的なパビリオンの一つとして、その設(shè)計理念および展示內(nèi)容が注目を集めている。人民網(wǎng)は7日、中國パビリオンを開幕前に取材し、中國文化の深い根底と未來の科學(xué)技術(shù)が融合したこの壯麗な建築物の全容を一足早く明らかにした。人民網(wǎng)が伝えた。

中國パビリオンは大阪?関西萬博會場の中心部に位置し、敷地面積は約3500平方メートルに及んでおり、今回の萬博の自前で建てる海外パビリオンとしては最大級。その外観は「中國の書簡」に著想を得ており、金文、篆書、隷書、行書、楷書の五つの書體を用いて、漢詩や名文から選ばれた119の文が刻まれている。これにより、強(qiáng)い中國的要素と濃厚な文化的雰囲気が一目で感じ取れる構(gòu)造となっている。

中國パビリオン內(nèi)部に展示されている「二十四節(jié)気」をテーマにした大型マルチメディア映像。（撮影?蔣暁辰）

中國パビリオンは「人と自然の生命共同體を共同構(gòu)築――グリーン発展の未來社會」のテーマに沿って、「天人合一」、「緑水青山」、「生生不息」の3つの展示エリアから構(gòu)成されている。館內(nèi)に入ると、「二十四節(jié)気」をテーマにした大型マルチメディア映像や、「農(nóng)業(yè)の百科全書」とされる「耕織図」のデジタル化展示などを通じて、「道は自然に法る」「天人合一」という「中國の智慧」をはっきりと感じることができる。福建省廈門（アモイ）市の篔簹湖の「魚やエビが死に絶えた狀態(tài)からシラサギが戻ってくる」快適な自然環(huán)境へと変えた生態(tài)修復(fù)、河北省承徳市北部にある塞罕壩の荒れ地を造林によってオアシスへと変えた奇跡など、1つ1つのケースを通じて「豊かな自然は金銀同様の価値がある」ということを世界に伝え、生態(tài)保護(hù)と社會発展が協(xié)調(diào)しながら共に進(jìn)展する美しい中國の姿を示している。

中國パビリオンの來場者にスマートガイドサービスを提供する最新世代の人型ロボット「Walker 行者」。（撮影?蔣暁辰）

8つのネットワークが融合したスマートシティのジオラマ模型。（撮影?蔣暁辰）

「生生不息」エリアでは、中國が革新によって発展を?qū)Г?、世界的な試練や課題への対応と人類の幸福増進(jìn)のためにたゆまず続けてきた努力と生き生きとした実踐に関する展示を行っている。ここでは、有人宇宙船「神舟19號」の乗組員である蔡旭哲飛行士、宋令東飛行士、王浩沢飛行士と、中國の宇宙ステーション「天宮」からのビデオメッセージを通じて相互交流することができる。有人潛水艇「蛟竜號」の體験モジュールでは、「有人深海探査の英雄」である唐嘉陵さんが7062メートルの深海で撮影した貴重な映像が鮮明に表示される。8つのネットワークが融合したスマートシティのジオラマ模型は、都市の未來のカギを開けるものとなる。また、大規(guī)模AI（人工知能）モデルを通じて、「孫悟空」と多言語で過去と現(xiàn)在について対話をすることもできる。

來場者は大規(guī)模AIモデルを通じて、「孫悟空」と多言語で対話をすることもできる。（撮影?蔣暁辰）

中國國際貿(mào)易促進(jìn)委員會の副會長で中國パビリオンの政府総代表を務(wù)める李慶霜氏によると、中國パビリオンの展示はテーマが際立っており、伝統(tǒng)と現(xiàn)代が融合し、展示手法が多様で、人的?文化的ムードにあふれたものになっている。また月探査機(jī)の「嫦娥5號」、「嫦娥6號」が持ち帰った月の土壌サンプルも展示する。月の表側(cè)と裏側(cè)の土壌サンプルが至近距離で展示されるのはこれが初めてで、中國パビリオンが今回の萬博で世界からの來場者に向けて披露する最も貴重な展示品となる。

萬博會期中、中國パビリオン內(nèi)では無形文化遺産の展示?実演、文化?観光のPR、學(xué)術(shù)交流や経済?貿(mào)易フォーラムなどのイベントが開催される予定だ。他の參加國のパビリオンなどとの交流も行い、多様な形式による人的?文化的交流を通じて、世界の文明との相互理解と相互學(xué)習(xí)に「中國の貢獻(xiàn)」を果たすことを目指している。（編集ES?KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年4月9日