29年前、清華大學(xué)の実験室で、若者數(shù)人が、光を放つガラス片をじっと見つめていた。それは中國初の有機(jī)ELディスプレイ「OLED」の開発に向けた実験だった。その當(dāng)時(shí)、ディスプレイ産業(yè)は海外の獨(dú)占狀態(tài)だった。

有機(jī)EL製品の製造メーカー?維信諾（Visionox）の張徳強(qiáng)?董事長兼総裁は、「次世代ディスプレイ技術(shù)の主導(dǎo)権を、中國が握ることができない理由が何かあるだろうか？私たちのような知識人は、大膽な考えを持ち、中國國産OLEDが実験室を出て、産業(yè)化される獨(dú)自のイノベーションの道を歩むことを志さなければならない」との見方を示した。

フレキシブルディスプレイが実験室から、胸を張って市場に出るまでに、険しい道をどれほど通らなければならないのだろうか？

人間の髪の毛ほどの薄さであるものの、11層の精密膜層からなるフレキシブルディスプレイの各層は、高精度、かつ非常にクリーンで、水と酸素が侵入しない環(huán)境で、20日以上かけて、1000以上の工程を経て、苦労を重ねて製造される。

イノベーションというのは、全速力で走る100メートル走ではなく、ゴールのないマラソンのようだと言える。維信諾は20年以上かけて、実験室の小さな「ガラス片」を、中國製のディスプレイとして、世界へと羽ばたかせるまでに成長させた。

張総裁は、「現(xiàn)在、一流スマホブランド數(shù)社の折りたたみスマホに、當(dāng)社が生産したフレキシブルディスプレイが使われている。2024年、當(dāng)社のスマホに使われるAMOLEDの出荷數(shù)は世界で3番目に多かった。ウェアラブルデバイスに使われるAMOLEDディスプレイの出荷數(shù)は世界で一番多かった」とした。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年4月28日