山西省晉城市管轄下の高平市にある高平経済技術開発區(qū)?三甲工業(yè)パークの「デザートタウン」に足を踏み入れると、ファンタジックなデザート王國に紛れ込んだような気分になる。人民網(wǎng)が伝えた。

「衆(zhòng)禾壹心集団」を中心とする産業(yè)クラスターには、甘い香りが漂う工場があり、歐州から輸入した生産ライン11本が並ぶガラス張りの作業(yè)場では、卵液がミキサーで撹拌されて、黃色い菓子用の生地になり、ロボットアームがマカロンに、カラフルなデコレーションを施すなど、近未來感が漂っている。そして焼きあがったばかりのドリアンクレープケーキはまだほんのりと溫かく、パーク內(nèi)に甘い香りを漂わせている。

衆(zhòng)禾壹心集団?生産パークに設置されているマカロンのオブジェ（撮影?馬夢迪）。

衆(zhòng)禾壹心集団の創(chuàng)業(yè)者である鄒寶華董事長は、「半熟チーズケーキは昨年、1億個売れた。マカロンも今年、すでに1億個以上売れている。ムサンキングのドリアンクレープケーキの生産量は1日當たり15萬個であるものの、まだ足りていない。當社は中國全土の454都市に販売代理店があり、クライアント3萬社以上と長期にわたって安定した提攜関係を築いている」とした。

2018年に設立された衆(zhòng)禾壹心が、これほど短期間で、これほどの成長を遂げることができたのはなぜなのだろうか？鄒董事長は、「當社は業(yè)界において、先頭を切ってデザートの『冷凍』技術を?qū)毪筏?。端的に言えば、それは、小麥粉と生クリームの鮮度を落とさない技術で、解凍すると、出來立てと同じおいしさのデザートを楽しむことができる」と胸を張る。

衆(zhòng)禾壹心は2024年に産業(yè)高度化を?qū)g施し、高平経済技術開発區(qū)三甲工業(yè)パークにおいて、全自動化の生産ライン11本が並ぶデザートのスーパー工場を稼働させた。スマートデジタル化生産作業(yè)場と、10萬級のクリーン作業(yè)場では、1日當たり300萬個の冷凍デザートが生産されている。

勢い良く成長すると同時に、衆(zhòng)禾壹心は1300人以上の雇用を創(chuàng)出している。鄒董事長は、「デザートは、道路のコールドチェーンを通して、各地に輸送されるため、周辺の村民396人が、自分で車を購入して輸送チームに加入している。雇用の問題が解決されているだけでなく、専用輸送を通して、デザートを最速で送り屆けている」と説明する。

作業(yè)場で商品を箱詰めする作業(yè)員（撮影?馬夢迪）。

衆(zhòng)禾壹心が急速に発展し、高平市のデザート産業(yè)クラスターの発展が牽引され、社會資本が産業(yè)プロジェクトに集まるようになっている。そして、デザート関連の産業(yè)チェーンが生み出されている。

川上では、小麥、トウモロコシ、果物、野菜、乳牛、卵といった原材料を供給する拠點ができている。

川中では、冷凍や常溫、ベーキング系の細分化されたデザート企業(yè)が入居するようになっている。

川下では、展覧?展示、テーマ別の商業(yè)、ホテル、スマート倉庫、研究開発?オフィス、検査、パッケージングといった機能が一體となったデザートの世界総合サービスセンターが作り出されている。

高平市は現(xiàn)在、1000ムー（1ムーは約6.7アール）、生産高200億元（1元は約20.2円）、1萬人雇用創(chuàng)出、デザート用の卵を産むニワトリ2000萬羽という「1212」発展目標達成を目指して、「衆(zhòng)禾壹心」を中心に、完全な産業(yè)チェーンがあり、競爭力が高いデザートタウン構築に取り組んでいる。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年6月20日