中國海洋石油集団有限公司（中國海油）は25日、同社の南中國海に位置する大型ガス田「深海1號」第2期プロジェクトが全面稼働したと発表した。これは中國最大の海上ガス田の完成を示している。新華社が伝えた。

大型ガス田「深海1號」は第1期と第2期に分けて開発?建設(shè)された（第1期は2021年6月に稼働）。確認された天然ガスの地質(zhì)埋蔵量は1500億立方メートルを超え、最大作業(yè)水深は1500メートルを超え、最大掘削深度は5000メートル以上に達する。これは中國がこれまでに獨自開発?建設(shè)してきた中で、最も水深が深く、地層の溫度と圧力が最も高く、探査?開発の難易度が最も高い深海ガス田だ。

第2期プロジェクトの開発と建設(shè)は、過酷な地質(zhì)條件のもとで進められた。地層の最高溫度は138℃、最大圧力は69メガパスカルを超え、家庭用圧力鍋の作動圧力の1000倍に相當(dāng)。洋上での掘削作業(yè)や水中生産システムの構(gòu)築には技術(shù)的課題が伴った。

「深海1號」第2期天然ガス開発プロジェクトマネージャーの劉康氏は、「第2期プロジェクトは業(yè)界內(nèi)で初めて『水中生産システム＋淺海ジャケットプラットフォーム＋深海半潛水式プラットフォーム遠隔操作システム』という開発モデルを?qū)毪筏俊Ｄ?、北、東の３つの掘削エリアに12の水中ガス井を配置し、新たに1基のジャケットプラットフォーム、1式の水中生産システム、5本の海底パイプライン、5本の深海アンビリカルケーブルを新設(shè)した。これにより、地理的距離が170キロメートルを超え、作業(yè)水深が1500メートル以上の超大規(guī)模な石油?ガス生産施設(shè)群が構(gòu)築された」と述べた。

現(xiàn)在、「深海1號」は設(shè)計上の最大生産能力に達しており、年間の天然ガス生産量は45億立方メートルを超える見込みだ。同ガス田で生産された深海天然ガスは香港、海南省三亜市、広東省珠海市など複數(shù)地域の陸上ターミナルを経由し、粵港澳大灣區(qū)（広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門＜マカオ＞両特別行政區(qū)によって構(gòu)成される都市クラスター）および海南省へと供給され、全國の天然ガスパイプ網(wǎng)にも接続されている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年6月25日