四川省安岳県は「中國(guó)レモンの里」と稱(chēng)されている。國(guó)産レモンの輸出の主力を擔(dān)う安岳レモンは最近、生産量が減少した一方で、海外からの注文が爆発的に増加したため、供給不足の傾向がより一層拡大している。中央テレビニュースが伝えた。

同省の某農(nóng)業(yè)開(kāi)発會(huì)社の會(huì)長(zhǎng)を務(wù)める陳躍氏のレモン栽培拠點(diǎn)では、収穫量の60％が輸出に回され、主に東南アジアとロシアの市場(chǎng)に出荷されている。今年4月8日に世界5大レモン産地の1つであるトルコが、主産地の霜害を受けてレモン輸出の一時(shí)停止を発表した。これにより、國(guó)際市場(chǎng)では需給のバランスが崩れ、レモンの買(mǎi)付需要が一気に高まった。

陳さんは、「ロシアでは、大量のレモン需要があり、これまでは主に中國(guó)とトルコから輸入していたが、現(xiàn)在トルコ産レモンは減産によりロシアへの輸出が制限されたため、中國(guó)産レモンの価格が一気に上がった。これまでは大體500グラムあたり2元（1元は約20.4円）から3元余り、せいぜい4元だったが、今年の輸出価格はおそらく8元以上になるだろう」と予想した。

現(xiàn)在、陳さんの栽培拠點(diǎn)では輸出用レモンの在庫(kù)が底をついた。一方、別の企業(yè)の包裝作業(yè)場(chǎng)では、従業(yè)員が冷蔵庫(kù)から取り出したレモンを梱包し、箱に詰め、タイに輸出する準(zhǔn)備を進(jìn)めている。今年4月以降、同社はレモンの輸出注文が爆発的に増加しているという。

同省にある果物関連企業(yè)の王鋭常務(wù)副社長(zhǎng)は、「當(dāng)社の今年の輸出量は全體で例年の3倍に増えている。元々の生産量が少ない上に、輸出が増加したため、中國(guó)全體の予備在庫(kù)が少なくなり、現(xiàn)在の価格が高止まりしている」とする。

四川安岳県レモン産業(yè)発展センターの田景華センター長(zhǎng)は、「ここ數(shù)年、安岳レモンの輸出量が増加を続けており、2024年の輸出量は前年比102.5％以上増加した。今年1--5月の輸出額も前年同期比で22.3％増加した」としている。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年7月8日