一年で最も暑い時期となる「三伏天」に入った今月20日、夏でも平均気溫が19度とひんやりと涼しい貴州省六盤水市で、「多彩貴州マラソンスーパーリーグ」(第4ステージ)、及び「2025初好刺梨六盤水マラソン(以下「六盤水マラソン」)」のスタートを告げるピストルが鳴った。マラソンには、中國のほか、ケニアや英國、アイルランドなど、16ヶ國?地域から來たランナー3萬2000人が參加。夏でも涼しいため「中國の涼都」と呼ばれる六盤水市の美しい大自然の景色をバックに、熱戦を繰り広げた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

「六盤水マラソン」は、中國で夏に開催されるマラソン大會としては代表的な大會。夏でも平均気溫が19度という気候面の優(yōu)位性を活かして開催され、涼しい場所で走りたいと願う中國のランナーの間で人気の大會となっている。今回はフルマラソン、ハーフマラソン、10キロ、5キロの4部門を設(shè)置。明湖國家濕地公園や荷城、人民広場といった同市のランドマークを通る、走りながら観光もできるコースが設(shè)定され、ランナーは「涼都」の獨(dú)特のムードを感じながら走ることができた。

スタートを切ったランナーたち（撮影?蒲文思）

湖南省常徳市から來たランナー?何文欽さんは、「今年、やっと當(dāng)選して參加できた。ここの気候は本當(dāng)に気持ちがいい。平均気溫が19度と涼しい六盤水市はマラソンにとって理想の環(huán)境が整っている。私の生まれ故郷の気溫は40度近い。でも、ここは涼しくて天國のよう。走っていてもとても気持ちがいい」と話していた。

貴州省貴陽市に住んでいるアイランド人のデルモト?クランシーさんは、ペースメーカーとして「六盤水マラソン」に參加。「六盤水の人はとても熱心に応援してくれた。街中の人が『頑張れ！』と応援してくれ、とてもうれしかった！中國のマラソン大會に70回以上參加してきたが、『六盤水マラソン』に參加するのは初めて。ここには美しい公園があり、気溫が低くて涼しい。ここに來てもうすぐ1週間になるが、とても気に入っている」と流ちょうな中國語で感想を語った。

記録が中國陸上協(xié)會の公認(rèn)記録として認(rèn)められる今大會は、コースが標(biāo)高1800-1900メートルの場所に設(shè)定されているため、高低差が約100メートルあり、ランナーには高い身體能力とペース配分能力が求められる。

デッドヒートを繰り広げるランナー。（撮影?姚詠）

最終的に、男子フルマラソンでは、中國の岑萬江選手が2時間22分43秒のタイムで優(yōu)勝した。2位は中國の黃仁偉選手で、タイムは2時間23分01秒。3位はケニアのMUTAI MIKEKI PROTICH選手で、タイムは2時間23分31秒だった。

男子ハーフマラソンでは、ケニアのBIWOTT ROBERT KIPLIMO選手が1時間07分26秒で優(yōu)勝した。2位は中國の王明程選手、3位は何瑞帥選手だった。

女子ハーフマラソンでは、中國の丁常琴選手が1時間15分56秒で優(yōu)勝した。2位はケニアのシャロン選手、3位は中國の唐暁芬選手だった。

「六盤水マラソン」に初めて參加したという北京から來た康建偉さんは、「マラソンを走り終わったら、烙鍋（野菜や肉などを平鍋で焼いて食べる料理）や羊肉粉(羊肉入りのライスヌードル)などご當(dāng)?shù)廿哎毳幛馐长伽毪长趣扦ⅳ趣皮鉁鹤?！」と絶賛していた。さらに、アウトドアスポーツが大好きという康さんは、マラソン大會に參加するついでに周辺を観光する計(jì)畫も立てており、この後、六盤水月照國際ロッククライミングタウンや、烏蒙(ウモン)大草原といった観光スポットに足を運(yùn)ぶ予定だと話していた。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年7月22日