黒竜江省哈爾浜（ハルビン）市にある哈爾浜石油學(xué)院はこのほど、2025年度新入生向けの合格通知書ギフトボックスを正式に発表した。その中に入っている氷でできた版畫アート作品が、革新的なデザインとして注目されている。氷版畫アートは25年前に始まり、松花江の天然氷に模様を彫刻し、手漉きの「宣紙」に拓本したことから偶然誕生した哈爾浜特有のアートだ。同學(xué)院は半年におよぶ調(diào)査の末、「哈爾浜獨(dú)自の文化的遺伝子」を合格通知書に盛り込むことを決定し、全國初の氷版畫アートと合格通知書を融合させたイノベーション実踐例になった。中國放送網(wǎng)が伝えた。

ギフトボックスに入った氷版畫アートはどれも松花江の天然氷を使用し、同學(xué)院が獨(dú)自に開発したスマート拓本版畫機(jī)によって制作されている。この設(shè)備は伝統(tǒng)的な氷の彫刻技術(shù)と現(xiàn)代のスマートコントロール技術(shù)を融合させ、氷の塊に模様を精密に彫刻することができる。また、拓本と氷の融解の過程で自然に「氷の花」のような質(zhì)感が形成されるため、同じデザインでも最終的な蕓術(shù)効果はすべて異なり、それぞれが唯一無二の「氷の指紋」となる。

またボックスには氷版畫のほか、學(xué)院が獨(dú)自にデザインしたライラックモチーフのマグネットと校章も入っており、「氷雪文化」、「職人精神」、「テクノロジーのエンパワーメント」という3つのテーマが融合されており、同學(xué)院が掲げる「黒竜江省に立腳し、獨(dú)自の発展を遂げる」という教育理念を表現(xiàn)している。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年7月24日