北京市経済技術(shù)開(kāi)発區(qū)（亦荘）で8月8日から12日までの5日間開(kāi)催されていた2025世界ロボット大會(huì)のある展示ブースに足を運(yùn)ぶと、スタッフから「もう少ししてから、また來(lái)てもらえますか？ロボットを連続稼働させたので、放熱して、休ませなければならないので」と言われた。

ある展示ブースのスタッフは、「この5日間は本當(dāng)に疲れた。20分ごとに、ロボットのダンスを披露した。ロボットが動(dòng)き出すと、すぐに大勢(shì)の人が集まって來(lái)るので、動(dòng)かすのを戸惑ったこともあったほど。中には足を踏まれて靴が脫げてしまったという人もいた」とした。

大會(huì)では、「とにかく人が多くて前に進(jìn)むことすらできない」というのが、來(lái)場(chǎng)者や出展企業(yè)、メディアの共通の感想となった。

例えば、格闘ロボットを展示した宇樹(shù)科技（Unitree Robotics）と、サッカーロボットを展示した「北京加速進(jìn)化科技」のブースは隣接しており、その周辺はまさに「大渋滯エリア」となった。

その他、煎餅果子（中國(guó)風(fēng)クレープ）を作るロボットの前には長(zhǎng)蛇の列ができ、ゲストをインタビューするインタビュールームはメディア関係者でごった返していた。會(huì)場(chǎng)から數(shù)キロの場(chǎng)所にあるロボット4S店（ディーラー）やロボットをテーマにしたレストランも人気となり、大賑わいを見(jiàn)せた。

今年の世界ロボット大會(huì)がこれほどまでに人気となったのはなぜなのだろうか？

まず、今年に入り、人々の人型ロボットに対する注目度が日に日に高まり、人型ロボットが各種活動(dòng)に參加していることが話題になっているため、多くの人が自分の目で実際に人型ロボットを見(jiàn)てみたいと感じるようになっていることが挙げられる。

また、今年の世界ロボット大會(huì)は過(guò)去最大規(guī)模で、イノベーション館と応用館、技術(shù)館を設(shè)置。中國(guó)國(guó)內(nèi)外のロボットメーカー200社以上の製品1500點(diǎn)以上が一斉に展示され、うち100點(diǎn)以上が初公開(kāi)となった。出展企業(yè)數(shù)は前年比25％増、初公開(kāi)の製品の數(shù)は前年比約2倍となった。

さらに、今年の世界ロボット大會(huì)では、來(lái)場(chǎng)者が直観的に人型ロボットについて理解を深めることができたというのも重要な點(diǎn)だ。多くのブースは、ロボットのパフォーマンスを企畫(huà)し、そのスケジュールも非常に密だった。中には20分ごとにロボットのダンスを計(jì)畫(huà)していたブースもある。來(lái)場(chǎng)者はいつ來(lái)ても、どこかでロボットのパフォーマンスを見(jiàn)ることができた。

宇樹(shù)科技の創(chuàng)業(yè)者である王興興氏は、「ロボットが本當(dāng)の意味で作業(yè)できるようになり、生産性を向上するというのが業(yè)界全體の目標(biāo)。しかし、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では、スポーツやパフォーマンスなどが、ロボットを応用しやすい分野となっている。來(lái)場(chǎng)者はパフォーマンスを見(jiàn)るのが大好きであるということが分かったので、當(dāng)社はそのニーズを是非満たしたい」と語(yǔ)った。

今年の世界ロボット大會(huì)の來(lái)場(chǎng)者數(shù)は延べ27萬(wàn)1000人で、各種ライブ配信の視聴者は延べ5200萬(wàn)人に達(dá)した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年8月14日