蘭州牛肉拉麺の作り方を披露する拉麺職人（撮影?張海東）。

甘粛省蘭州市の甘粛頂楽蘭州牛肉拉麺職業(yè)訓(xùn)練學(xué)校の教室に足を運(yùn)ぶと、受講者がまな板の上で麺を伸ばしながら叩きつける音が響き渡っていた。講師を務(wù)める傅正さんは、中國(guó)各地から來(lái)た受講者約20人に、蘭州牛肉拉麺の作り方をレクチャーしていた。新華社が伝えた。

受講者の高磊さんは、「蘭州牛肉拉麺の製造技術(shù)は國(guó)家級(jí)無(wú)形文化遺産の代表性項(xiàng)目の一つ。蘭州牛肉拉麺の作り方を?qū)Wぶために蘭州に來(lái)たのは、その製作技術(shù)を?qū)Wぶほか、一人でも多くの人に、本場(chǎng)の味を楽しんでもらいたいと思ったから」と話していた。

甘粛頂楽蘭州牛肉拉麺職業(yè)訓(xùn)練學(xué)校で蘭州牛肉拉麺の作り方を?qū)Wんでいる天津から來(lái)た高さんは、1年前に、初めて本場(chǎng)の蘭州牛肉拉麺を食べた時(shí)に、その獨(dú)特の美味しさに魅了され、遠(yuǎn)く離れた甘粛省まで行き、職人からその技術(shù)を?qū)Wびたいと考えたという?，F(xiàn)在、1ヶ月間のトレーニングの半分が過(guò)ぎ、0から學(xué)び始めた高さんは、講師から小麥粉生地を練り、捏ねて、伸ばして麺を作り、肉を煮て、スープを作るといった、蘭州牛肉拉麺の作り方を少しずつ學(xué)んでいる。作り方をマスターした後、高さんは北京で50萬(wàn)元(1元は約20.7円)を投じて、蘭州牛肉拉麺店を経営する計(jì)畫だという。

2012年に設(shè)立された甘粛頂楽蘭州牛肉拉麺職業(yè)訓(xùn)練學(xué)校は、中國(guó)の國(guó)家専門職業(yè)能力の審査?訓(xùn)練拠點(diǎn)の一つで、ここ約10年の間に、蘭州拉麺の職人を累計(jì)で約1萬(wàn)人育成してきた。

「蘭州牛肉拉麺職人」は、中國(guó)の人的資源?社會(huì)保障部（?。─衲?月に発表した42種類の新職種の一つとなっている。甘粛省職業(yè)技能鑑定指導(dǎo)センターの趙小莉副センター長(zhǎng)は、「新職種に組み込まれたことで、蘭州牛肉拉麺職人に、さらにはっきりとしたキャリア開発のルートとスキル向上の方向性が提供されるようになり、職人たちの職業(yè)的帰屬感と自己肯定感向上にもつながり、さらに多くの技能人材をこの業(yè)界に呼び込むことができる」との見方を示す。

甘粛頂楽蘭州牛肉拉麺職業(yè)訓(xùn)練學(xué)校の講師?丁國(guó)才さんは、講師になって15年になるといい、「以前は、蘭州牛肉拉麺店で働きながら學(xué)ぶ人が多く、マスターするのに少なくとも1年以上かかっていた。一方、専門の訓(xùn)練學(xué)校ができてからは、受講者は1ヶ月で、その作り方を1から10まで學(xué)ぶことができるようになった。卒業(yè)基準(zhǔn)に達(dá)した受講者には、仕事の推薦もできる」と説明する。

丁さんのクラスで學(xué)び、米國(guó)やフランス、英國(guó)などで蘭州牛肉拉麺店を開いた受講者もいるという。また、拉麺職人を探すために、他の地域からやって來(lái)る経営者もいるほか、拉麺職人がうまく見つからなかったため、自分で受講してその作り方を?qū)Wぶことにした経営者もいるという。

趙副センター長(zhǎng)は、「蘭州牛肉拉麺職人が新職種に組み込まれたことで、蘭州牛肉拉麺の職業(yè)技能訓(xùn)練や、技能人材の評(píng)価に根拠が提供されるようになったほか、今後は産業(yè)の発展に技能人材という角度から下支えが継続的に提供され、都市部や農(nóng)村部の余剰労働者力の就職?起業(yè)を力強(qiáng)く後押しすると期待されている」とした。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年9月9日