重慶市で今月5日から8日までの4日間にわたり開催された2025世界スマート産業(yè)博覧會(huì)で、ロボット開発企業(yè)「思霊機(jī)器人（AGILE ROBOTS）」のブースは、常に大勢(shì)の人で賑わいを見せていた。ロボットアームが體験者の腰部分をマッサージしながら、センサーを通じて筋肉の凝っている箇所を感知し、適度な力を加えると、「このロボットのマッサージは経験を積んだマッサージ師よりも上手かも！」と驚きの聲を上げていた。新華社が伝えた。

この「大白」という名前のロボットアームは、北京思霊機(jī)器人科技有限責(zé)任公司が研究開発したウエルネスロボットで、觸覚センサーとAIアルゴリズムを通して、體験者にプロフェッショナルなマッサージを提供することができる。

2025世界スマート産業(yè)博覧會(huì)で人型ロボットの顔に手を伸ばす來場(chǎng)者（9月5日撮影?陳誠）。

「AI+」と「スマートコネクテッド新エネ車」というテーマに焦點(diǎn)を合わせた今回の博覧會(huì)には、中國國內(nèi)外の企業(yè)約600社が出展し、スマート産業(yè)の革新的成果3000件以上を披露した。スマートロボット展示エリアでは、伝統(tǒng)的な工業(yè)の境界を打破した新製品が特に注目を集めていた。

歌やダンスが得意な人型ロボットから、掃除が得意なロボット掃除機(jī)、子供の遊び相手となるペット型ロボット、リハビリをサポートするバイオニックデバイスに至るまで、「人の気持ちが分かる」スマートロボットが今、一般家庭でも普及し始めている。

重慶の明月湖國際スマート産業(yè)テクノロジーイノベーション基地（Industrial Innovation Park）のブランド運(yùn)営責(zé)任者?奚娥娥氏は、展示されている革新的な製品を指さしながら、「ロボットは鋼鉄に覆われた冷ややかな機(jī)械ではない。溫かみのあるテクノロジーを?qū)g現(xiàn)しなければならない。今回は、點(diǎn)字読み上げのボトルネックを打破した點(diǎn)字ディスプレイ『咫尺』、 健康診斷してくれるスマートベッドサイドランプ、モジュール化できるロボット草刈り機(jī)、モバイル充電スタンドに『変身』できるEVキャンピングカーなどを展示している。これらの革新的な製品は、インドア、健康、アウトドアといったシーンをカバーしていて、スマートロボット技術(shù)が一般家庭にも恩恵をもたらす動(dòng)向を示している」と説明した。

2025世界スマート産業(yè)博覧會(huì)でサッカーをする人型ロボットを見る來場(chǎng)者（9月5日撮影?陳誠）。

これらの製品の背後では、中國のスマートロボット産業(yè)が急速に発展し、構(gòu)造のモデル転換を?qū)g施している。2025世界ロボット大會(huì)のデータによると、中國は12年連続で世界最大の工業(yè)ロボット市場(chǎng)の座をキープし、2024年のサービスロボットの生産臺(tái)數(shù)は前年比34.3％増の1051萬9000臺(tái)に達(dá)した。世界的な金融グループ?モルガン?スタンレーの報(bào)告によると、中國のロボット市場(chǎng)の規(guī)模は2028年には1080億ドル(1ドルは約147.4円)に達(dá)し、そのうちサービスロボットの複合年間成長(zhǎng)率 (CAGR)は25％に達(dá)すると予測(cè)されている。

展示館では、子供たちの笑い聲が響き、技術(shù)が溫かみのある生活をもたらしていることを示していた。6歳の娘を連れて來館した李青さんは、「娘は機(jī)の上に置くかわいいネコの形をしたロボットが気に入ったので、購入する予定」と話していた。このふんわり起毛のネコの形をしたロボット「小優(yōu)」は、會(huì)話のやり取りができるほか、表情が豊富で、勉強(qiáng)のアシスタントになるほか、楽しい相棒にもなってくれる。

中國のロボット産業(yè)は今、大規(guī)?；鹊庭偿攻然蚣铀俣鹊膜藢g現(xiàn)しているほか、設(shè)計(jì)から組み立てまで整ったサプライチェーンを作り上げている。博覧會(huì)のスタッフは、「1千元（1元は約20.7円）代の製品は、一般家庭がスマートロボットを購入するハードルを下げ、より多くの人が技術(shù)の恩恵を受けることができるようになっている」とした。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年9月9日