先ごろ閉幕した第22回中國-ASEAN博覧會（以下、「同博覧會」）では、國內(nèi)外の1200點の先端人工知能（AI）製品が集中的に披露され、「このロボット犬は大きいし、直接乗ることができるなんてすごい！」や「バリスタロボットが展示されてる！見に行こう！」と來場者たちの注目を集め、會場ではAI要素が最大の見所となっていた。工人日報が伝えた。

◆「AI＋」が農(nóng)業(yè)の新たな質(zhì)の生産力をけん引

捷佳潤科技集団股份有限公司（以下、「捷佳潤」）デジタル果樹園総経理の張興傑氏は取材に対し、「毎年同博覧會に出展している。ここは當(dāng)社が世界、特にASEANに進(jìn)出するための非常に理想的な場となっている。マレーシアのドリアンパークとパパイヤ農(nóng)場、それからラオスのバナナ栽培拠點では、當(dāng)社が研究開発した『土諦AI』システムがすでに少なからず業(yè)績を上げている」とした。

「土諦AI」のメッセージ入力欄に質(zhì)問を入力すると、10秒もたたないうちに専門的な答えを得られる。ユーザーが寫真を撮影もしくはアップデートすると、直ちに農(nóng)作物の癥狀と対策を知ることができ、すぐに対処することができる。また同システムはカンボジア、ラオス、ベトナムなどの複數(shù)の國の言語をサポートしている。

「うちの農(nóng)場での栽培に適した農(nóng)作物は？」という質(zhì)問には、「あなたの報告によると、トウモロコシ以外にも5種類あります」といったように、ユーザーが具體的な土地を指定すると、システムは具體的な地理的位置に基づき、気象?土壌?政策などの各種データを用い、栽培スマートプランを生成してくれる。

張氏が「當(dāng)社のシステムは土地に『會話させる』」としているように、捷佳潤は獨自に研究開発した土諦AI、AI農(nóng)場天気、AI農(nóng)場巡回システムなどの先端テクノロジー製品を通じて、農(nóng)業(yè)の生産効率を大幅に向上させるだけでなく、資源の精密な管理とコストの効果的な抑制を?qū)g現(xiàn)し、作物の生産量を大幅に拡大し、品質(zhì)を高めるため、農(nóng)家に確かな経済効果をもたらしている。これらの製品はすでに6ヶ國で導(dǎo)入されている。なかでもラオスの4千ムー（1ムーは約6.7アール）に達(dá)するバナナ栽培拠點では、精密かんがいシステムの導(dǎo)入により50％以上の節(jié)水効果を発揮している。

捷佳潤は現(xiàn)在までにベトナム、マレーシア、タイなどの果樹園のスマート管理の実現(xiàn)を支援している。世界のサービス面積は200萬ムー以上に達(dá)しており、捷佳潤の技術(shù)とサービスは、稲、ジャガイモ、柑橘類、ドラゴンフルーツ、サトウキビ、ドリアン、バナナ、ゴム、ナッツを含む60種以上の作物をカバーしている。現(xiàn)地の農(nóng)業(yè)の産業(yè)構(gòu)造を豊富にしているだけでなく、科學(xué)的な意思決定と精確な管理により化學(xué)肥料と農(nóng)薬の使用を効果的に減らし、果実の商品率を高め、農(nóng)業(yè)のエコバランスと食品安全を促進(jìn)している。

◆AIで各業(yè)界にエンパワーメント

今年の同博覧會では初めて1萬平方メートルのAI専門パビリオンを設(shè)置。100を超える中國トップ企業(yè)、ユニコーン企業(yè)、スタートアップチームが出展していた。多くのAI先端テクノロジーと、一連の新技術(shù)およびハイテク製品が登場した。そのためAI専門パビリオンは、中國?ASEAN AI協(xié)力の成果と潛在力を示す華やかな舞臺となっていた。

展示ホールでは大きな白いドローンが人々の注目を集めた。これは広西北投低空経済投資有限公司が展示したドローン「天目山3號」で、世界初のトン級ハイブリッド貨物輸送ドローンだ。その周辺には各種型式のドローンがあり、「空中監(jiān)督管理ブレーン」から「農(nóng)村低空配達(dá)」へ、大積載量ドローンからスマート物流中樞へと応用シーンが豊富で、その「低空経済」（低空域飛行活動による経済形態(tài)）分野における確かな実力を示した。

文化?観光、物流、農(nóng)業(yè)、トレーニングと、「AI＋」低空経済市場が非常に大きくなっている。上海千機(jī)創(chuàng)新文旅科技集団の石哲元會長は、「當(dāng)社はASEANの10ヶ國で事業(yè)展開している。南寧は當(dāng)社にとって、ASEAN諸國に進(jìn)出するための陣地だ。當(dāng)社は今後もASEAN諸國の開拓を続ける」とした。

ASEAN向けの開放?協(xié)力の最前線である広西壯（チワン）族自治區(qū)南寧市は現(xiàn)在、同博覧會と「南寧チャンネル」を利用しAI技術(shù)輸出に広さと深みを持たせている。

情報によると、今年の同博覧會の契約式典で成立した「AI＋」プロジェクトは44件で、AI基礎(chǔ)レベル、技術(shù)レベル、応用レベルを網(wǎng)羅し、製造業(yè)、サービス業(yè)、農(nóng)業(yè)、文化?観光などの各業(yè)界分野が含まれていた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年9月24日