中國交通運輸部（省）は14日、「米國籍船舶に対する船舶特別港灣料金徴収の実施規(guī)則」を通達した。

 同規(guī)則は10條からなり、特別港灣料金の納付に関する具體的規(guī)定のほか、その免除対象についても明確にしている。免除対象となるのは、中國で建造された船舶、中國の造船所に修理のため空荷で入港する船舶、その他の認定により免除対象とされる船舶となる。

2025年4月17日、米通商代表部（USTR）は中國の海事?物流?造船分野に対する通商法301條に基づく措置を発表し、同年10月14日より中國企業(yè)が保有または運営する船舶、中國で建造された船舶、中國籍船舶に対して、追加の港灣サービス料を徴収するとした。これは世界貿(mào)易機関（WTO）のルールおよび中米海運協(xié)定に深刻に違反するものであり、また中米間の海上輸送貿(mào)易を著しく損なうものだ。

これを受けて、「中華人民共和國國際海運條例」に基づき、國務(wù)院の承認を経て、同部は「交通運輸部の米國籍船舶に対する船舶特別港灣料金徴収に関する公告」を発表し、25年10月14日から米國籍船舶に対して船舶特別港灣料金を徴収することにした。これは中國の産業(yè)と企業(yè)の合法的権利を守り、國際海上輸送の公平な競爭環(huán)境を守るための正當(dāng)な措置だ。今回発表された規(guī)則はこの公告の実施を具體化するものだ。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年10月14日