エネルギーは「産業(yè)の糧」、「國民経済の生命線」と稱され、私たちの日常生活とも密接に関わる存在だ。「第14次五カ年計畫（十四五）」期間中（2021?25年）、中國は世界最大かつ最も成長の速い再生可能エネルギー體系を構(gòu)築した。今年上半期までに、中國の新エネルギー発電設(shè)備容量は約9500萬キロワット（kW）に達(dá)し、5年間で30倍近くに拡大した。これは新型電力システムに「巨大なモバイルバッテリー」を備えたようなものだ。再生可能エネルギーの発電設(shè)備容量比率も、40％から約60％へと上昇している。中央テレビニュースアプリが伝えた。

砂漠地域は、「十四五」期の新エネルギー開発の新たな主戦場となり、新規(guī)設(shè)備容量が1億3000萬kWを超え、かつての不毛の地が「エネルギーのオアシス」へと変貌している。洋上風(fēng)力発電と分散型太陽光発電は、エネルギートランスフォーメーションの新たな原動力になった。グリーンエネルギーの発展がエネルギー消費構(gòu)造の「グリーン化」を牽引している。現(xiàn)在、社會全體の電力消費量の3分の1が風(fēng)?太陽?水によるグリーン電力だ。

「十四五」期は、中國のエネルギー供給がより充実し、レジリエンスが一段と強(qiáng)化された5年間でもある。前半の4年間だけで、エネルギー消費の増加幅は「第13次五カ年計畫」5年間の1.5倍に達(dá)した。それほどの需要増にもかかわらず、中國は電力供給とエネルギー保障の両面で安定を維持し、エネルギー自給率は長年にわたり80％以上を保っている。

また、中國は電力網(wǎng)が脆弱な地域や高標(biāo)高地域における送電の難題を克服し、「疆電入渝」（新疆維吾爾＜ウイグル＞自治區(qū)から重慶市に送電すること）プロジェクトでは、送電線が雪山を越え、ゴビ砂漠を橫斷。1kWhの電力がわずか0.007秒で2000キロメートル以上を駆け抜け、遠(yuǎn)く重慶の家庭まで「瞬時に屆けられる」ようになった。

さらに、新エネルギー車の普及に伴い、中國はこの5年間で世界最大規(guī)模の電気自動車充電ネットワークを整備した。電気自動車5臺につき2本の充電ポールが設(shè)置され、エネルギーインフラの整備がさらに進(jìn)んでいる。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年10月17日