全運(yùn)會(huì)の卓球の試合中に卓球臺(tái)を觸る選手

11月9日から21日まで開催されていた第15回全國運(yùn)動(dòng)會(huì)（全運(yùn)會(huì)）では、「地上最強(qiáng)決定戦」となった卓球の試合が大きな注目を集め、白熱した熱戦が繰り広げられた。そんな中、サーブをする前に、卓球臺(tái)を手のひらで觸る選手が多いことに気付いたという観戦者も多いかもしれない。特に、ネット際の臺(tái)を觸る選手が多かったが、それは勝つためのゲン擔(dān)ぎなのだろうか？

卓球臺(tái)を觸るのは手汗を拭くため？

実際には、選手が卓球臺(tái)を觸るのは主に手汗を拭くためで、ゲン擔(dān)ぎのためではない。

しかし、なぜ、タオルで拭かずに、卓球臺(tái)で拭くのかと疑問に思う人もいるかもしれない。

実は、毎回タオルで拭くわけにはいかない理由がある。

卓球のルールでは、試合中にタオルを使用できるタイミングは両者の得點(diǎn)の合計(jì)が「6の倍數(shù)になる6ポイントごと」、及び「最終ゲームのチェンジエンド時(shí)」のみと明確に定められている。その理由は試合の連続性を保つためだ。例えば、2対3になった時(shí)は、タオルで手を拭くことはできないのに対して、2対4または3対3の時(shí)には拭くことができるといった具合だ。

そのため、それ以外の時(shí)は、選手は手で汗を拭うことになる。

両者の得點(diǎn)の合計(jì)が6ポイントになり手を拭く選手

試合中のラリーやボールを拾う時(shí)、またはサーブの準(zhǔn)備中に突然タオルを取り出して汗を拭くことは厳禁されている。もしそれをすると、試合進(jìn)行を妨げる遅延行為とみなされる。また、指定のエリアでしか、タオルで汗を拭くことができないことになっている。通常は、卓球臺(tái)の両橫、または後ろの仕切りフェンスの所に置いてあるタオルを使って、汗を拭くことになっている。

汗を拭くのが容易ではないことなら、いっそのこと拭かなければいいのにと思うかもしれないが、そういうわけにもいかない。なぜなら、ラケットや卓球臺(tái)、球などが汗で濡れると、卓球の各種物理的パラメータに影響を及ぼしてしまうからだ。少しの汗でも、ボールが滑ったり、イレギュラーなバウンドをしたりと、プレーに影響が出てしまい、もし手に汗をかいたとなると、致命的となる。ネット際の臺(tái)上で汗を拭う選手が多いのは、通常ボールの落下點(diǎn)に影響を與えないためだ。

その他、卓球臺(tái)の性能パラメータも試合に大きな影響を與える。経験ある選手は卓球臺(tái)を觸ることで、臺(tái)の材質(zhì)、狀態(tài)、性能を判斷し、戦略を決める。

気持ちをコントロール

ただ、卓球選手が卓球臺(tái)を觸ることで、気持ちをコントロールしている場(chǎng)合もある。

それは、試合のリズムをつかむための方法の一つと言える。特に大事な場(chǎng)面を迎えると、選手はドキドキして、緊張し、安定したプレーをするのが難しくなる。そのような時(shí)に、卓球臺(tái)を觸ると、深呼吸をしたときのように、気持ちを落ち著かせ、リズムを取り戻すことできる。その本質(zhì)にあるのは、心理的なレベルでの自己調(diào)整と言えるだろう。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年12月3日