2000年以上前の中國(guó)人が光の強(qiáng)さを調(diào)整でき、かつ燃焼による大気汚染を防止できる照明器具を開(kāi)発していたことを、あなたは知っていただろうか？江西省南昌市の前漢海昏侯墓の発掘調(diào)査現(xiàn)場(chǎng)では、主墓の北藏閣から多くのさまざまな形をした青銅燈が発掘された。そのうち「雁魚(yú)燈」と呼ばれる照明器具の工蕓品としての価値と、環(huán)境保護(hù)の価値が注目を集めている。新華網(wǎng)が伝えた。

発掘?qū)熼T(mén)家チーム長(zhǎng)、中國(guó)秦漢考古學(xué)會(huì)會(huì)長(zhǎng)の信立祥氏は、「雁魚(yú)燈は巧みに加工されており、古代の科學(xué)の原理を含み、古代人の知恵を十分に反映している?；·蛎瑜?枚の板がカバーになっており、左右に回すことで開(kāi)閉が可能だ。風(fēng)を遮り、光の強(qiáng)さを調(diào)節(jié)することもできる」と説明した。

魚(yú)と雁の體は空洞になっている。油やろうそくに火をつけることで生じる煙はカバーで遮られ、上に昇り雁や魚(yú)の體內(nèi)に入り、拡散することはない。信氏は、古代人が雁の體の中に水を入れ、煙を溶けこませていたと推測(cè)した。また雁魚(yú)燈の4つの部分は自由に取り外しが可能で、灰塵の掃除に便利だ。

漢代は銅燈の加工が興隆した時(shí)代だ。信氏によると、雁魚(yú)燈は當(dāng)時(shí)非常に高額で、一般人が使用できるものではなく、高級(jí)貴族の間で流通していた商品である可能性があるという。これはさらに、墓の主が尊い身分だったことを裏付けた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年11月17日