20日、北京市全域で大雨が降り、市內(nèi)各地で深刻な浸水が発生したが、600年の歴史をもつ紫禁城は難を逃れた。
故宮は明朝の永楽年間(1403-1424年)に建設された。すべての建物の庭には地面に石畳が敷きつめられており、排水システムも整備されている。さらに長年にわたり修繕と保護が繰り返されたことで、數(shù)百年も優(yōu)れた排水効果を保ち続けている。故宮の地面は、北京市全體の北西部が高く南東部が低いという地形に対応するように敷かれているため、全體的に北が高く南が低く、中間が高く両側(cè)が低いという形になっている。さらに緩やかな傾斜があり、水をゆっくりと排出することができる。
●キーワード
【排水系統(tǒng)】排水システム
【坡度】傾斜
【排泄】排出
前三殿を例にみてみると、太和殿?中和殿?保和殿は3層の土臺の上にあり、その周囲の欄干の底部には雨水を排出する穴がある。欄干の柱の下には精巧な石作りの竜頭があり、その口の中に掘られた穴も排水口となっている。雨水が下層へと流れていき、石臺の地面に水がたまることはない。
●キーワード
【臺基】土臺
【排水孔道】排水口
【積水】水がたまる
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