旅行サイト?攜程旅游グループが11日に発表した「2016年中國人観光消費(fèi)報(bào)告」のオンラインで旅行を予約している人の支出統(tǒng)計(jì)を見ると、中國では海外旅行が一層人気になっていることが分かる。攜程旅游の統(tǒng)計(jì)によると、16年、旅行支出総額の65％を海外旅行が占め、中國國內(nèi)旅行は35％だった。

「動(dòng)く財(cái)布」と呼ばれている中國人観光客は、どの國で最も多くお金を落としているのだろう？攜程網(wǎng)は海外旅行予約データに基づいて、16年、中國人観光客の観光消費(fèi)が最も多かった10ヶ國をまとめており、上から順に、タイ、日本、韓國、米國、モルディブ、インドネシア、シンガポール、オーストラリア、イタリア、マレーシアだった。都市別に見ると、中國人観光客の観光支出が最多だった10都市は上から順に、ソウル、バンコク、東京、大阪、シンガポール、チェンマイ、ロンドン、モスクワ、ニューヨーク、ローマ、シドニーだった。

同統(tǒng)計(jì)から、中國人観光客を最も「お得意様」にしているのは、中國に最も近いタイや日本、韓國であることが分かる。うち、タイは、攜程のユーザーの予約額が數(shù)十億元（10億元は約170億円）に達(dá)している。タイ側(cè)の統(tǒng)計(jì)によると、昨年、中國大陸部から延べ877萬人が観光に訪れ、4392億バーツ（約1兆4274億円）の観光収入を得ているという。同報(bào)告は、タイのビザ（査証）取得が便利になり、航空便も増加し、ネット上での商品が豊富になり、コストパフォーマンスも高いことから、中國では海外旅行がますます人気になっていると分析している。

では、どこへ旅行に行った人が最もリッチな旅行を楽しみ、お金をたくさん使ったのだろう？予約統(tǒng)計(jì)によると、最もリッチな旅行だった目的地は、アルゼンチン、チリ、マダガスカル、エチオピア、フランス領(lǐng)ポリネシア、タヒチ、メキシコ、ブラジル、ケニア、フランス海外県?レユニオン島だった。ほとんどが南米、北歐、アフリカなどの比較的ローカルな場所だ。ローカルではあるものの、これらの場所は、中國人観光客が急増している。南米ルートを見ると、昨年、一人當(dāng)たり平均5萬元（約85萬円）以上を使っており、攜程網(wǎng)で予約した旅客の數(shù)は200％増加した。

17年、中國人観光客の観光支出はさらなる高みに達(dá)すると予測されている。中國國家旅游（観光）局の統(tǒng)計(jì)では、中國で國內(nèi)旅行、海外旅行に出かける人の數(shù)は17年通年で延べ50億人に達(dá)すると予測されている。うち、中國國內(nèi)旅行が延べ48億8000萬人、海外旅行が延べ1億2300萬人。また、中國人の旅行支出総額も初めて5兆円（約85兆円）を突破する可能性もあるという。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年1月13日