中國社會科學(xué)院財経戦略研究院や中國社會科學(xué)院旅游（観光）研究センター、社會科學(xué)文獻(xiàn)出版社が共同でまとめた「観光緑書：2016-17年の中國観光発展の分析と予測」が17日、北京で発表された。緑書は、16年の中國旅行消費(fèi)価格指數(shù)や各都市を観光する際に必要な費(fèi)用などのデータを提供している。中國新聞網(wǎng)が報じた。

中國社會科學(xué)院観光研究センターは11年から「中國旅行消費(fèi)価格指數(shù)(TPI)」報告をまとめている。TPIは、中國では內(nèi)容が最も網(wǎng)羅的で、権威ある中國の旅行消費(fèi)に関する指數(shù)で、旅行関連の商品?サービスの購入、利用に必要な基本的な価格を示し、旅行を予定する人に參考データを提供している。

緑書によると、16年、TPIは全體的に安定しており、春節(jié)（舊正月、今年は1月28日）があった2月はその価格が顕著に上昇し、7月や10月など旅行シーズンにも上昇していた。その他の月は、小さい幅で変動している。緑書は、「交通機(jī)関の要素がTPIに影響する主な要素」と分析している。

緑書は、中國全國50都市の旅行費(fèi)用平均値の比較も行っている。その費(fèi)用には、1泊分の宿泊料金、Aランクの観光地2ヶ所分の入場料金、都市內(nèi)での交通機(jī)関利用料金（都市外分は含まず）など、その都市で1泊旅行をする際にかかる費(fèi)用が含まれている。

50都市の旅行費(fèi)用平均値を見ると、16年1-10月期、最も安かった都市は上から順に咸陽市、秦皇島市、南京市、哈爾濱(ハルビン)市、済南市、承徳市、合肥市、紹興市、北海市、岳陽市だった。

一方、最も高かった都市は上から順に上海市、無錫市、深セン市、大連市、三亜市、廈門（アモイ）市、都江堰市、桂林市、井岡山市、広州市だった。統(tǒng)計表によると、北京市は14位だった。 （編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年1月18日