あるネットユーザがこのほど、「北京八達(dá)嶺野生動物園で、1臺の小型乗用車が『熊ゾーン』で窓を開け、數(shù)頭の熊に囲まれていた。爪の部分を車內(nèi)に入れてきた熊もいた」と投稿した。同園ではかつて、來場者が虎に襲われる事件が起こり世間の注目が集まったが、今回再び熱い議論を呼ぶこととなった。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

北京八達(dá)嶺野生動物園広報擔(dān)當(dāng)の曹氏は27日、記者に対して次の通り説明した。

「その日、事件は確かに起こった。當(dāng)時、車內(nèi)にいた子供がうっかり車の窓を開けたため、熊に取り囲まれる事態(tài)となった。だが、そばにいた係員がすぐに熊の動きを制止したため、幸いにも怪我人などは出なかった」。

「このエリアでは、車の窓を開けることは固く禁じられている。園側(cè)は來園客に対し、園內(nèi)に入る前に、守るべき安全に関する注意事項について提示している」。

「子供に自然に觸れさせ、動物について知ってもらおうとするのは良いことだが、動物がいるエリアに入る際には、くれぐれも安全に注意を払い、園內(nèi)のルールをしっかりと守ってほしい」。

「子供は車外の危険性や車內(nèi)環(huán)境に関して十分に理解していないため、野生動物園を訪れる際は保護者が徹底して責(zé)任を負(fù)い、何よりも安全第一を心がけなければならない」。

2016年7月23日、趙さん（女性）一家3人が母親を連れ、自家用車で同園に遊びに來た。トラ園で趙さんは車から降りたため、トラに襲われた。母親の周克勤さんが趙さんを救出しようとして車から降り、トラに噛まれた。趙さんは重傷を負(fù)い、周さんは不幸にも亡くなってしまった。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月1日