大足石刻の仏像（資料寫真）

大足石刻研究院によると、ユネスコ世界遺産である大足石刻寶頂山にある釈迦涅槃像の修繕作業(yè)がこのほど正式にスタートし、修繕作業(yè)の全工程は8年以上の月日をかけて行う計(jì)畫であることが明らかになった。新華社が伝えた。

同研究院の黎方銀院長(zhǎng)は、「涅槃像は戸外にさらされた環(huán)境にあるため、様々な原因による浸食を常に受けており、石に彫られた表面の風(fēng)化被害も深刻で、表面の彩色された箇所はほぼ全て剝げ落ちてしてしまっているほか、仏像自體にまで破損が及んでおり、修繕せざるを得ないレベルに達(dá)している」とし、「2015年に大足石刻千手観音菩薩の修復(fù)を終えたが、それに比べてこの涅槃像の修繕は難易度がさらに高く、計(jì)畫では修繕作業(yè)の全工程は8年以上の月日をかけて行うことになる」とした。

大足石刻は重慶市大足県の県境に位置し、唐代初期から宋代にかけて隆盛を誇った。この石窟にある5萬尊以上の仏像は西暦9世紀(jì)から13世紀(jì)を代表する、世界においても最高レベルの石窟蕓術(shù)が集められており、世界石窟蕓術(shù)史において最も遅い時(shí)期に作られた最後の偉大な作品群と言われている。大足石刻は1999年にユネスコの世界遺産リストに登録されている。（編集TG）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月8日