
被子植物は白亜紀(jì)になってようやく登場したというのが、これまで學(xué)界での一般的な見方だった。しかし遼寧省西部で見つかった1億2500萬年前の化石で、この時期がさらに早まる可能性がある。中國地質(zhì)學(xué)會が発行する「地質(zhì)學(xué)報」(英語版)はこのほど、中國人科學(xué)者3人による「中國白亜紀(jì)前期の人字果(Dichocarpum sutchuenense)に類似する被子植物の化石」という論文を掲載し、被子植物の起源の研究の最新成果を示した。光明日報が伝えた。
研究者の一人で海南熱帯海洋學(xué)院、渤海大學(xué)博士の韓剛氏はインタビューに応じた際に「この標(biāo)本は遼寧省凌源市郊外の大王杖子付近の、白亜紀(jì)の地層義県層から得られたため、凌源偽人字果と呼ばれる。時代は今から1億2500萬年前のもので、おしべ、めしべ、莖、雙葉が直接つながっている標(biāo)本がこの地層から見つかったのは初めてだ」と話した。
研究者の一人、國家ラン科植物種質(zhì)資源保護(hù)センター首席植物學(xué)者の劉仲健教授は「これらの化石の証拠は、白亜紀(jì)に被子植物が現(xiàn)れたという見方に課題を突きつけ、さらに早い時期からの被子植物の起源を探るよう促している。人字果の発見が、これまでの定説を覆す決定的な証拠になるとは思えないが、既存の理論に疑問を投げかけることになるだろう」と指摘した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月10日
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