上海発ロンドン行きの航空機(jī)で3月12日午後5時(shí)ごろ、2歳の幼児が高熱による熱ケイレンを起こしたが、乗り合わせていた醫(yī)師がベビーマッサージを試み、同時(shí)に、客室乗務(wù)員や乗客を指揮して救命活動(dòng)を行い、幼児は無事意識を回復(fù)した。同機(jī)はロシアに緊急著陸し、幼児は現(xiàn)地の病院に搬送されて治療を受けた。
病院が12日夜に明らかにしたところでは、幼児の命を救った醫(yī)師は、上海中醫(yī)薬大學(xué)付屬岳陽中國醫(yī)學(xué)?西洋醫(yī)學(xué)総合病院肛門胃腸科の李盈醫(yī)師(36)。李醫(yī)師は卒業(yè)後ずっと同院の女醫(yī)として仕事を続けており、今は英セント?マークス病院で研修中という。
李醫(yī)師は、「それは離陸後4時(shí)間ほどした時(shí)だった。午後5時(shí)頃、2歳すぎの子供が高熱による熱ケイレンを突然起こして、母親がパニック狀態(tài)になって大聲を出した。急いで子供を診察すると、熱が40.4℃あった」と話した。
李醫(yī)師は、客室乗務(wù)員に毛布や氷嚢などをもってくるよう指示、幼児の母親は驚きのあまり、ただうろたえるだけだったという。
その後すぐに、李醫(yī)師は幼児に「清天河水」というマッサージを行った。これは、小さな子供が発熱したときに効果的なマッサージ法という。
李醫(yī)師によると、「『天河水』とは、ツボの名前で、腕の內(nèi)側(cè)の真ん中にある。『清天河水』は、幼児が発熱した際に押すと、発熱や炎癥を和らげる効果があるので、熱を下げる治療に使われるツボだ。マッサージをする際には、人差し指と中指の腹をつかって、手首からひじのほうにマッサージしていく。100回から300回押すのが適當(dāng)だ」ということだ。
そして「ベビーマッサージの効用は、呼吸器系、消化器系、筋肉?神経系に関する疾病など、適用範(fàn)囲は非常に広く、子供の下痢、咳、消化不良などに著しい効果が実証されている」のだという。
李醫(yī)師は、「機(jī)內(nèi)でマッサージをしているうちに、手伝いを申し出てくれる乗客がいて、幼児に氷嚢を當(dāng)てることやアルコール消毒をしてくれた。40.4℃あった幼児の體溫が38.9℃まで下がったが、さらに十?dāng)?shù)分間マッサージをつづけた。フライト時(shí)間が約10時(shí)間に及ぶ上、機(jī)內(nèi)には薬がなく、子供の病狀は突然変わることなどを考え、両親も一刻も早く病院で検査をうけさせたいと望んだため、乗務(wù)スタッフは最終的に、ロシアに緊急著陸することを決めた」と緊急著陸に至った経緯を語った。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月14日
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