先日、日本の赤間二郎総務(wù)副大臣が臺(tái)北で「公益財(cái)団法人日本臺(tái)灣交流協(xié)會(huì)」主催のイベントに出席した。報(bào)道によると、日本政府が次官級(jí)以上の高官を臺(tái)灣に公に派遣したのは初めてだ。1972年に日本は臺(tái)灣と「斷交」した。當(dāng)時(shí)、中日両國(guó)は國(guó)交正常化共同聲明で、日本が臺(tái)灣と「非政府間の関係」のみ維持することを明確に取り決めた。それから45年間は、せいぜい首相経験者や大臣が私人による観光旅行の名目で臺(tái)灣を訪れるだけだった。こうした交流における今回の「ブレイクスルー」の背後にはどのような含意があるのだろうか。（文：任成琦?人民日?qǐng)?bào)海外版編集者。人民日?qǐng)?bào)海外版「望海樓」掲載）

年初以來(lái)、日本は臺(tái)灣問(wèn)題で繰り返し行動(dòng)を起こし、聲を発してきた。まず対臺(tái)灣交流擔(dān)當(dāng)組織を「公益財(cái)団法人日本臺(tái)灣交流協(xié)會(huì)」と改稱(chēng)した。今月初め、日本防衛(wèi)省のシンクタンクが発表したいわゆるレポートは、臺(tái)灣地區(qū)を大陸と同列に「國(guó)家政治的実體」としたうえ、後者の前者に対する軍事的脅威を再び喧伝した。この一連の動(dòng)きは、強(qiáng)い目的性と二面性を帯びている?？谙趣扦吓_(tái)灣問(wèn)題における約束を順守し、「日中関係は非常に重要」云々と公言する一方で、実際の行動(dòng)では再三挑発し、もめ事を引き起こしている。

THAAD配備のうわさを流し、改訂版教科書(shū)に釣魚(yú)島（日本名?尖閣諸島）の記述を盛り込み、さらには南中國(guó)海で艦艇巡航を企てる。最近日本は中國(guó)牽制カードをしきりに切っている。この時(shí)期にさらに臺(tái)灣問(wèn)題を持ち出すとは、決意を固め、中國(guó)の反応を探ろうとしているようだ。

安倍氏の祖父の時(shí)代から、日本の政界ではいわゆる「知臺(tái)派」グループが活発に動(dòng)き続けてきた。臺(tái)灣島內(nèi)も同様に「友日派」政治屋に事欠かず、民進(jìn)黨內(nèi)には特に多い。グリーン陣営が政権に返り咲いたことで、両岸関係の平和的発展の可変的要素が増しただけでなく、日本が臺(tái)灣海峽に干渉する想像の余地が生じ、可能性も広がった。

日本の自衛(wèi)隊(duì)高官は「日臺(tái)軍事交流?協(xié)力強(qiáng)化」の必要性を公然と表明し、さらには政治屋が跳びだしてきて「92年コンセンサス」についてとやかく言う。警戒する必要があるのは、急進(jìn)勢(shì)力の注目を集める言論以外にも、日本では臺(tái)灣地區(qū)を公然と「政治的実體」と見(jiàn)なす傾向が強(qiáng)まっていることだ。長(zhǎng)期的に見(jiàn)てこれは「一つの中國(guó)」政策の土臺(tái)を必然的に蠶食するものであり、赤間氏訪臺(tái)の背後の根本的利害もここにある。

　臺(tái)灣問(wèn)題は中國(guó)の核心的利益と中日関係の政治的な基礎(chǔ)に関わる。日本の現(xiàn)職副大臣の訪臺(tái)は、日本側(cè)の約束に明らかに違反し、中日間の4つの基本文書(shū)の精神に深刻に背くものだ。中國(guó)側(cè)は當(dāng)然斷固として反対し、厳正な申し入れを行ったうえ、動(dòng)向を引き続き緊密に注視し、強(qiáng)い警戒を保つ必要がある。情勢(shì)がどう目まぐるしく変化しようとも、核心的利益を守る中國(guó)の意志は盤(pán)石だ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年3月30日