「2017人工知能?コンピュータ視覚産業(yè)革新大會」で30日に発表された情報によると、顔認証技術(shù)はすでに中國の人工知能(AI)分野で初めての成熟技術(shù)となり、各分野で広く活用され始めている。人々の想像を超えた「顔認証」の時代が、訪れようとしている。中國放送網(wǎng)が伝えた。
◆顔認証のさまざまな用途
金融業(yè)では現(xiàn)在、便利でスムーズなオンライン融資が流行している。しかし銀行にとって、利用者の審査には一定のリスクがある。杭州市の銀行のオンライン融資プラットフォームは最近、顔認証という新機能を追加した。簡単な手続きにより、システムは人の顔、身分証の寫真、公安システムに登録されている寫真の認証と判斷を自動的に実行し、融資の安全度と利便性を高める。
漢柏科技有限公司はこのほど警察と協(xié)力し、ある団地の7棟を選び、內(nèi)外の公共エリアに顔認証システムを設(shè)置したところ、意外な収穫が得られた。同社の邱召強副総裁は「派出所の代わりに住民の統(tǒng)計をとったところ、ここに定住している住民が1000人ほどしかいないことがわかったほか、3000人を超える人は一時的に居住が可能な暫時居住証明を攜帯していたものの、2000人ほどはその証明書を持たず、非常に短い期間のみ居住していることがわかった。さらに約3000人に至っては1~2日間ほどしか住んでいないという驚きの結(jié)果となった。今回の件で、顔認証で人口の統(tǒng)計をとることができることが証明された。またこの4ヶ月間で、エリア內(nèi)で犯罪に関わった容疑者7人も逮捕された」と説明した。
◆「顔認証」の時代が到來
AIの各種ニッチ分野を見ると、スマートロボット、自動運転、音聲認識などはまだ広い範(fàn)囲で活用されていない。一歩先んじているのは顔認証で、「顔認証」時代をけん引する可能性がある。
中國のITリサーチ?xí)绀钨惖项檰枺–CID)は、中國のAI市場規(guī)模は2018年に406億元(1元は約16.26円)を超え、年平均で25%の成長率になり、世界全體の水準(zhǔn)を上回ると予想した。中國電子情報産業(yè)発展研究院の樊會文副院長はさらに「顔認証技術(shù)はその他の産業(yè)の発展を促し、一つの産業(yè)チェーンを形成する」と指摘した。
樊氏は「視覚技術(shù)と言うが、これには光學(xué)技術(shù)、計算技術(shù)、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、伝送などが含まれ、多くの技術(shù)を一つに集めることでスマートな効果が生まれる。そのためAIコンピュータ?視覚という産業(yè)は、長い産業(yè)チェーンとなる」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年4月1日
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