中國(guó)人の期待を一身に背負(fù)った國(guó)産大型機(jī)「C919」がまもなくその初飛行を迎える。C919は初飛行前に、すでに118回にわたる試験を全面的に完了している。これには低速?中速?高速滑走を含む21回の滑走テストが含まれる。このように実際のところC919の開(kāi)発が一歩目を踏み出してから、技術(shù)者らは開(kāi)発の過(guò)程において多くの技術(shù)的難関を突破している。人民網(wǎng)が伝えた。

中國(guó)商用飛機(jī)有限責(zé)任公司総體論証研究部エンジニアの張馳氏は、C919の技術(shù)の見(jiàn)所は機(jī)體の軽量化だと指摘した。初號(hào)機(jī)は大量の先進(jìn)的な金屬材料と複合材料を用いており、機(jī)體が7％ほど軽量化されている。張氏は「航空機(jī)が1％軽量化されるたび、航空會(huì)社の燃料費(fèi)を毎年十?dāng)?shù)萬(wàn)元（1元は約16.27円）、さらには數(shù)十萬(wàn)元節(jié)約できる。そのため我々は先進(jìn)的な材料を用いて航空機(jī)の経済性を高めると同時(shí)に、環(huán)境保護(hù)性能を強(qiáng)化する必要がある。他にも大量の複合材料を使用することで、機(jī)內(nèi)の靜音性が高まっている」と付け加えた。

張氏によると、C919の操縦室は近未來(lái)的だということで、「多くのメーターがあるわけではなく、4枚の大型パネルだけですべての情報(bào)を表示することができる。非常にスマートで、シンプルだ。C919が用いる電信システムにより、飛行制御が高度にスマート化されている。パイロットはC919の操作に慣れれば、中國(guó)商用飛機(jī)の未來(lái)のすべての機(jī)種を操縦できる。これにより研修費(fèi)用を節(jié)約できる」としている。

C919の機(jī)首には、4枚のフロントガラスが採(cǎi)用されている。ガラスの面積が広いほど視野が開(kāi)ける。開(kāi)口部が少ないため、機(jī)體の製造が簡(jiǎn)略化されており、機(jī)種の空気抵抗が下がっている。しかしその一方で大型ガラスは製造が複雑で、高コストとなる。

快適性はC919の設(shè)計(jì)の主な目標(biāo)だ。機(jī)內(nèi)の通路は1本で、客席は左右に3席ずつ。中間の客席は広く、余裕がある。C919は先進(jìn)的な照明設(shè)計(jì)を用い、客席にはより大きな窓を備え付けることでその空間を最適化している。これらのデザインで快適性が飛躍的に向上している。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年5月5日