広西チワン族自治區(qū)南寧市にある広西大學(xué)秀園キャンパスでは、巨大なブーゲンビリアが、7階建ての講義棟の壁を地面から屋上まで覆い盡し、人々の注目を集めている。満開のブーゲンビリアは、ひときわ艶やかな色彩で壯観な光景となっており、遠(yuǎn)くから観ると、まるで壁を覆い盡す「生花の滝」のようだ。この美しさに誘われ、多くの市民が鑑賞に訪れている。中國(guó)日?qǐng)?bào)網(wǎng)が伝えた。

このブーゲンビリアは高さが30メートルほどあり、樹齢は24年。このような立派なブーゲンビリアは極めて珍しく、南寧市內(nèi)では最も背が高く、大きいブーゲンビリアという。

7階建ての講義棟を覆い盡すことができるこのブーゲンビリアは、よほど珍しい品種なのだろうか？これが植えられる以前は、中國(guó)國(guó)內(nèi)で高さ30メートルに達(dá)するブーゲンビリアは見つかっていなかったという。これは、よく見られる品種で、開花期間が長(zhǎng)く、成長(zhǎng)が速く、寒さに強(qiáng)いという特徴を備えている。一般的なブーゲンビリアと異なり、これは毎年5月と10月に開花する。そして、1年に2回だけ、「大食漢」に変身する。學(xué)生たちの夏休みと冬休みの時(shí)期、學(xué)生支援課の植物管理?yè)?dān)當(dāng)者がブーゲンビリアの土を掘り起こし、トロッコ2臺(tái)分の有機(jī)肥料を與えるのだ。このブーゲンビリアが大きく育ったのは、豊富な栄養(yǎng)を與えられたおかげで、移植してわずか半年間で3.8メートルの高さにまで成長(zhǎng)した。

特殊な構(gòu)造の東講義棟は、ブーゲンビリア用に階段狀の壁を設(shè)置した。また、ブーゲンビリアの花壇が講義棟の凹みに位置していることから、建物が風(fēng)雨によるダメージから花を守っている。西日がよく當(dāng)たるため、太陽(yáng)光も十分得られている。このような環(huán)境のもと、18年間の歳月を費(fèi)やし、ブーゲンビリアの枝葉は2012年、ついに建物のコンクリート壁全體を覆い盡し、屋上まで登り詰め、巨大な紫の花びらでできた「滝」が完成した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年5月17日