中國(guó)では7日から中國(guó)大學(xué)統(tǒng)一入學(xué)試験(通稱「高考」)が始まり、中國(guó)全土で計(jì)940萬(wàn)人が受験している。今年は「高考」が復(fù)活して40周年であるほか、「新高考元年」とも呼ばれており、総合改革の試験ポイントとなっている地域の受験生は「新高考」に初めて挑戦することになるなど、高考史上特別な年となる。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

受験生がスムーズに受験できるよう、関連當(dāng)局は事前に対応策を練るなどして、全力で旗振り役を務(wù)めている。

うち、受験生が安全に試験會(huì)場(chǎng)までたどり著けるように、公安部(省)交通管理局はこのほど、通知を出し、「高考期間中、受験生専用バスが比較的軽い交通違反を犯した場(chǎng)合、厳重注意をするだけで、 すぐに走行継続を許可する。交通事故が発生した場(chǎng)合は、『試験第一、処理は二の次で』という原則に基づいて、証拠を確保したうえで、すぐに走行継続を許可し、後からきちんとした処理を行う」と明確にしている。

特筆すべきは、高考期間中、受験生が安心して受験できる環(huán)境を作り出すため、多くの地域が騒音を出さない「マナーモード」に切り替えられる點(diǎn)だ。

北京を例にすると、高考期間中、夜間に騒音が出る全ての工事、作業(yè)が禁止されるほか、試験會(huì)場(chǎng)周辺500メートル圏內(nèi)の建設(shè)工事現(xiàn)場(chǎng)では24時(shí)間、騒音が出る作業(yè)が禁止される。また、外國(guó)語(yǔ)の試験の期間は、全ての工事作業(yè)が禁止される。

その他、北京では、今月5日から7日の夜8時(shí)から翌日午前3時(shí)まで、全體の過(guò)半數(shù)以上の城管（都市管理員）を動(dòng)員し、受験生に悪影響を及ぼす、夜間工事現(xiàn)場(chǎng)や違法な納涼夜市などの摘発に務(wù)め、違法行為が発見された場(chǎng)合には厳重処罰が科される。

福建省廈門(アモイ)では高考の期間中、騒音を出すことが禁じられている時(shí)間帯に、違反行為があった場(chǎng)合、1000元(1萬(wàn)6000円)以上、1萬(wàn)元(約16萬(wàn)円)以下の罰金が科せられる。悪質(zhì)な場(chǎng)合、騒音や振動(dòng)を出す設(shè)備や物品を一時(shí)的に沒収したり密封保存したりすると規(guī)定されている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年6月7日