劇団四季のファミリーミュージカル「人間になりたがった貓」が23日、北京の保利劇院で記者會見を行うとともに、中國初演の幕を開けた。橫井裕在中國日本國大使、劇団四季の吉田智譽(yù)樹社長、田中浩一専務(wù)取締役（営業(yè)?広報宣伝擔(dān)當(dāng)）、著作権を保有する米國のシオバン?リアドンさんが記者會見に出席するとともに、初演の舞臺を見守った。人民網(wǎng)が伝えた。

「人間になりたがった貓」は劇団四季による有名なミュージカル作品で、1979年の東京での初演以來、2千回近く上演されている。今回の中國語版は、中國國內(nèi)と海外のトップレベルの人材が集まるチームが新たに設(shè)計制作したもので、セリフから舞臺演出まですべて徹底的な現(xiàn)地化を達(dá)成し、中國の観客にできる限り寄り添おうとしている。「中國ミュージカルの母」と呼ばれる鈕心慈氏は、「このミュージカルは中國でミュージカルが現(xiàn)地化を遂げるプロセスの中で一里塚の意味をもった作品だ」と評価する。

吉田社長は會場で、「4月に制作記者會見で『可愛い娘を嫁に送り出すような気持ち』と當(dāng)時の心境を述べた。本日また北京にやって來て、今の心境は娘が嫁ぎ先で幸せに暮らしているかと思うのに似ている。娘が中國のみなさんに心から愛されているだけでなく、『夫の國』の文化にとても親しみ、寄り添い、そして大きく成長しているのを見て、心から嬉しく思いホッとしている。私の師匠である淺利慶太先生は以前、中日両國の文化蕓術(shù)交流は政治や経済の先を行き、より深く、より長期的に行われると話していた。私は今日、この言葉に深く思いをはせた」と述べた。

舞臺の上演時間は2時間ほどで、絢爛豪華な舞臺デザインとマルチメディアの絶妙な組み合わせが、観客に自分もミュージカルの世界にいるような臨場感を與える。北京公演は今月25日までで、7月15日からは上海で上演される。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年6月24日