女性の地位が向上し、「彼女たちの時代」が訪れた今、女性の役割の再定義を求める聲が挙がっている。阿里巴巴(アリババ)は10日に第2回グローバル女性起業(yè)家大會を開催し、女性が起業(yè)する場合に男性と平等なチャンスが與えられ、世界がよりよくなることを願うとのメッセージを打ち出した。世界銀行のジム?ヨン?キム総裁が関連フォーラムで基調(diào)演説を行い、「女性に権限を與えることは経済発展を加速させるための核心であり重點であり、極端な貧困を撲滅し共同の繁栄を促進するという目標の促進にとって極めて重要なことだ」と述べた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
キム総裁は、「女性に経済的な権限を與えることは道徳の問題であり、重要な経済の問題でもある。いかなる國も機関も、男女の平等な參加を?qū)g現(xiàn)できなければ、潛在力を十分に発揮して課題に立ち向かうことはできない」と述べた。
現(xiàn)在、女性の地位は大幅に向上したとはいえ、女性は社會の競爭の中で引き続き弱者であり、就職や起業(yè)でより多くの障害に直面する。データをみると、発展途上國では女性がトップに立つ企業(yè)の70%が金融機関を門前払いされ、公平な金融サービスを受けることができず、年間の貸出の赤字額は3千億ドル(1ドルは約114.4円)に達するとしている。
キム総裁は、「金融サービスを受ける際の性差別が解消されていない。政府や組織?機関の後押しを受けて、男女間の地位の格差を縮小し、ひいては解消し、女性に権利を與え、経済のエネルギーを活性化したい」と述べた。
このため、世界銀行は女性向け銀行計畫を通じ、アフリカ、東アジア、東歐、中南米の25ヶ國の女性に14億ドルの資金を提供すると同時に、ゴールドマン?サックスと協(xié)力して、女性起業(yè)家に向けた特定融資を提供することとし、これまでに7億8600萬ドルの投資を請け負い、女性起業(yè)家約10萬人に資本獲得の機會を提供した。
データをみると、中國の企業(yè)のうち女性が所有するものが31%に上り、米國、ニュージーランド、シンガポールにほぼ匹敵する割合だ。キム総裁によると、「これは中國の女性が男性と同じ教育を受けられること、ビジネス活動に従事する能力があること、金融?融資の女性に対する包摂度が非常に高いことなどが原因だ」という。
経済の権限をめぐる女性のパワーをかき立てるため、世界銀行はアリババと協(xié)力してインターネットを利用した初の性別に焦點を當(dāng)てた金融計畫を展開中だ。
金総裁によると、「アリババは女性のオンライン取引データや行動データに基づき、オンラインで審査して貸出を行う。これは非常に將來性のある革新であり、こうした新しい技術(shù)が多くの女性の直面する昔ながらの問題の解決を助けることになる」という。
世界銀行はかつてエチオピアで、タブレットコンピューターを利用して女性の貸出希望者に45分間で一連の質(zhì)問に答えてもらい、返済できるかどうかを判斷するというテスト事業(yè)を行ったことがある。従來の方法に比べて効率が大幅に向上したという。キム総裁は、「こうした革新的方法が中國とエチオピアで効果的に広まったなら、他の國でも十分に実施可能だと確信する。世界銀行はアリババ傘下のアント?ファイナンシャルと協(xié)力して、他の國でもこの新しい方法を広めていく」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年7月11日
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