深セン皇崗検験検疫局は2日、福島第一原子力発電所事故の影響を受けている長(zhǎng)野県や山梨県が産地の果物を密輸しようとしたワゴン車(chē)を摘発した。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。
日本産の果物を密輸しようとしたのは、広東と香港地區(qū)のナンバープレートを付けたワゴン車(chē)で、皇崗出入國(guó)検査場(chǎng)から中國(guó)大陸部側(cè)へ進(jìn)入しようとした際、摘発された。イエローピタヤやマスカット、メロン、モモなど計(jì)約82キロで、産地は全て日本。その一部が福島第一原子力発電所事故の影響を受けている長(zhǎng)野県と山梨県が産地のものだった。
同局によると、中國(guó)國(guó)家質(zhì)量監(jiān)督検験検疫総局(質(zhì)検総局)は、2011年に福島第一原子力発電所事故が起きて以降、福島県産、群馬県産、栃木県産、茨城県産、宮城県産、新潟県産、長(zhǎng)野県産、埼玉県産、東京産、山梨県産の果物の輸入を禁止している。また、「中國(guó)への持ち込みや郵送を禁止している動(dòng)植物、及び関連商品のリスト」も、旅客が果物を中國(guó)に持ち込むことを禁止している。ワゴン車(chē)のドライバーは、果物持ち込みの申告をしておらず、検査、認(rèn)可、許可などの書(shū)類(lèi)、検疫証書(shū)もなかった。同局は法律に基づき、果物を差し押さえ、放射能検査を行っている。
同局の職員によると、現(xiàn)在、中國(guó)で日本の高級(jí)果物の需要が高まっていることに目を付けている違法業(yè)者が増加している。密輸された日本産の果物は、検査されていないため、病蟲(chóng)害の原因になり、中國(guó)國(guó)內(nèi)の果物栽培に大きな経済損失をもたらす可能性がある。
中國(guó)では、上記10都県産の果物の輸入が禁止されているほか、産地が不明である日本産の果物も、事故の影響を受けている可能性があり、食べた人の健康に深刻な影響を及ぼす可能性もあるとしている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年8月3日
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