故宮博物院が文化クリエイティブ商品として打ち出した初のメーキャップ商品である「故宮口紅」がこのほど、浙江省杭州市のあるショッピングモールに登場(chǎng)した。ネットで先を爭(zhēng)って買(mǎi)う必要がなくなったのと同時(shí)に、売り場(chǎng)で実際に試すこともできるようになり、若い客の人気を集めている。「故宮口紅」は全部で6カラー。故宮博物院の文化クリエイティブ館がデザインし、6種類(lèi)の口紅カラーには故宮博物院の貴重な所蔵品の色が採(cǎi)用されている。外観デザインは故宮が所蔵する服飾品などの文化財(cái)をモチーフにしており、3Dプリンター技術(shù)を採(cǎi)用して作られているため、はっきりと凹凸感を感じられる手觸りとなっている。また開(kāi)閉部にはマグネット方式を採(cǎi)用し、底の部分には故宮博物院のマークがあしらわれている。この6タイプの口紅には、故宮の要素がちりばめられていると言っていいだろう。2018年12月現(xiàn)在、故宮博物院が自主開(kāi)発した文化クリエイティブ商品は計(jì)1萬(wàn)1936品目、50以上のシリーズに及ぶ。そのうち多くの商品は人々が先を爭(zhēng)って買(mǎi)い求める「ネット人気商品」となっており、故宮の奧深い伝統(tǒng)文化をベースにした文化クリエイティブ商品が放つ魅力を人々に感じさせている。 （編集AK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年7月15日