戦略的抑止兵器である東風(fēng)41が正式に配備されれば、明確で斷固たる國家の力と意志がはっきりと示される。とりわけ國際情勢が動揺し不安定で、地域的にも世界的にも常軌を逸した企みを抱く者の出現(xiàn)が避けがたい現(xiàn)在、中國の戦略的抑止力は中國及び世界全體の安全に決定的影響を及ぼす。

中國ネットユーザーの熱い議論を見ると、東風(fēng)41の登場を期待する書き込みが盛り上がっている。こうした心情は理解できる。だが、中國の國防力は総合的能力であり、今回東風(fēng)41が登場しようとしまいと、「中國の戦略能力は強(qiáng)大」という外部の基本認(rèn)識への影響はない。実際には、中國は軍事パレードのたびに新裝備を披露することで國防力を顕示している。今回の軍事パレードもこの精神を體現(xiàn)するだろう。今年の國慶節(jié)軍事パレードは過去70年間の國防?軍隊(duì)建設(shè)の偉大な成果を集中的に示すものだ。こうした成果は総合的國力を基礎(chǔ)に築かれたものであり、國力の高まりに伴い必ず高まるものでもある。

事実に即して語ると、中國の新型兵器発展は依然として押し上げるべき段階にあり、多くの分野で中國の軍事力は國家の國際的地位、直面する試練、及び中國軍の擔(dān)う責(zé)任とまだ完全には見合っていない。われわれは戦略的抑止力をさらに高める必要がある。東風(fēng)41をめぐる大きな関心は、中國が一層の戦略的主導(dǎo)性を自らの手中に収めるうえで、軍事力の質(zhì)の高い向上が非常に助けになることを物語っている。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月30日