ネット上で流れている、「睡眠時間が長すぎる人は癡呆癥のリスクが増加」「眠りすぎると癡呆癥になりやすい」という情報は「アルツハイマー病と癡呆癥」という雑誌をソースとしている。同研究で行われた認(rèn)知能力、學(xué)習(xí)能力、脳機能（記憶力、精神狀況、言語能力を含む）など一連のテストによると、毎日の睡眠時間が9時間を超える被験者の脳の記憶力と學(xué)習(xí)能力に大きな低下が見られたという。北京青年報が伝えた。

だが、これら現(xiàn)象の原因については、論文の作者もはっきり分からない上、観察的な研究だと強調(diào)している。これでは、因果関係のある結(jié)論を?qū)Г訾工长趣扦?、そのメカニズムも判斷できない。例えばこれらの脳機能が低下した被験者が、脳機能の低下により睡眠時間が長くなったのか、それとも睡眠時間が長いせいで脳機能が低下したのかについては判斷しにくい。ネット上では同研究の適用範(fàn)囲が拡大され、間違った因果関係が形成され、人々をミスリードしている。

十分かつ規(guī)則正しい睡眠時間の確保は非常に重要だ。最良の睡眠時間に関する標(biāo)準(zhǔn)的な答えはないが、日中に疲れを感じず元気一杯であれば、それが最良の睡眠だ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月5日