（資料畫像?部分日食）

今月26日には月の外側(cè)に太陽がはみ出して細(xì)い光輪狀に見える「金環(huán)日食」が生じるため、壯観な天體ショーを楽しむことができる。天文専門家によると、今回は、中國全土で「部分日食」を観測することができ、南に行くほど食分（本影によって覆われた月の直徑の度合い）が大きくなる。新華社が報(bào)じた。

太陽と月、地球が一直線上に位置し、太陽と地球の間を月が通ると、日食が起きる。日食は、太陽の全體が隠される場合を皆既日食、月の外側(cè)に太陽がはみ出して細(xì)い光輪狀に見える場合を金環(huán)日食、太陽が部分的に隠される場合を部分日食と呼ぶ。

（資料畫像、部分日食）

天津市天文學(xué)會(huì)の史志成理事によると、今回の日食は北京時(shí)間26日午前10時(shí)29分50秒から、午後4時(shí)5分43秒まで、約5時(shí)間続く。日食は、中東地域から始まり、インド南端からスリランカ、そして、東南アジアのインドネシア、シンガポール、マレーシアへと続いて、最後に西太平洋で見納めとなる。金環(huán)日食になる地域は平均約115キロ幅で、最長で約3分40秒観測することができる。

史理事は、「午前10時(shí)56分ごろに、月の半影が西蔵（チベット）自治區(qū)に入り、その後、東北に移動(dòng)する。中國全土でさまざまな程度の部分日食を観測できる。海南省の食分が最も大きく0.499、漠河が最も小さく0.021だ。午後3時(shí)37分ごろ、月の半影は海南省から離れ、中國では見納めとなる。中國全體で見ると、日食の時(shí)間は4時(shí)間以上続く」と説明する。

天文専門家によると、皆既日食や金環(huán)日食ほど壯観ではないものの、部分日食も、太陽が伝説に出てくる天狗にかじられたかのようになり、神秘的な天體ショーになるという。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月25日