オルドス高原北部に広がるクブチ砂漠の総面積は約145萬ヘクタールで、移動砂丘が約61％を占めており、內(nèi)蒙古（內(nèi)モンゴル）自治區(qū)の3旗（県に相當(dāng)）に跨る。現(xiàn)地住民はかつて、黃砂が空を覆う苦しみに耐えなければならなかった。また砂漠が北京に近いことから、首都への脅威となっている。経済日報が伝えた。

內(nèi)モンゴル自治區(qū)ダラト旗黨委書記の奇?達(dá)楞太氏は取材に対し、「砂漠には土地と太陽光資源がある。そのため太陽光発電による砂漠化対策、砂漠経済先導(dǎo)區(qū)の建設(shè)により、砂漠資源を効果的に活用することが砂漠化対策の有効な手段になった」と述べた。

現(xiàn)地が37億5000萬元（1元は約15.7円）を投資する太陽光発電基地1期50萬kW太陽光発電プロジェクトが2017年11月、國家エネルギー局から承認(rèn)され、12月10日に全容量の電力系統(tǒng)への接続を?qū)g現(xiàn)した。國家エネルギー局は2019年6月に、內(nèi)モンゴル自治區(qū)ダラト旗、吉林省白城市、江蘇省泗洪県の3つの基地を第3期太陽光発電奨勵基地に指定した?；丐螉X勵規(guī)模はいずれも50萬kW。ダラト旗太陽光発電奨勵基地は竣工後、1期プロジェクトと一體化し、中國最大の砂漠集中型太陽光発電基地、世界最大の太陽光砂漠化対策プロジェクトになる。

基地1期プロジェクトのクリーンエネルギー発電量は8億1000萬kWhにのぼり、生産高は2億8000萬元を?qū)g現(xiàn)した。電気料金は1kWhあたり平均0.35元で、全國でも有數(shù)の低水準(zhǔn)だ。今後は気候條件の改善に伴い、太陽光プロジェクト技術(shù)の優(yōu)位性がさらに拡大し、予想以上の経済効果を?qū)g現(xiàn)することになる。通年の予想発電量は11億kWhを超え、生産高が3億8500萬元にのぼる見通しだ。

筆者の調(diào)べによると、「生態(tài)優(yōu)先、グリーンな発展」はダラト太陽光発電応用基地の計畫?建設(shè)の主な原則だ。砂漠化対策、生態(tài)修復(fù)、生態(tài)経済、砂漠産業(yè)多位一體、砂漠化対策とエネルギー利用の同時進(jìn)行、バランスの取れた発展という発展の流れを形成した。

同基地はさらに太陽光発電産業(yè)を砂漠の有機(jī)農(nóng)業(yè)、砂漠観光、農(nóng)村振興と有機(jī)的で効果的に結(jié)びつけ、基地の生態(tài)効果?経済効果?社會効果を最大限に引き出した。ソーラーパネルで発電し、その間で牧畜を行い、パネルの下で植物や生薬を植えるという手段により、土地の総合利用を?qū)g現(xiàn)した。

クブチ太陽光環(huán)砂漠楽園観光プロジェクトの投資総額はすでに7億6000萬元にのぼり、年內(nèi)に2億4400萬元の投資を行う。プロジェクト完成後の観光客數(shù)は150萬人を見込んでおり、生産高は4億元にのぼる。また「林光相互補(bǔ)完」生態(tài)修復(fù)プロジェクトにより、経済林保護(hù)プロジェクトを現(xiàn)地の農(nóng)家と牧民に請け負(fù)ってもらう。同時に砂漠観光、ソーラーパネル清掃、不動産サービスなどで1200人分の雇用枠を創(chuàng)出し、所得を1人平均4200元増やす。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月26日