マスクが手に入らない狀況に直面し、このほど調査した結果、現在の市場におけるマスクや消毒液などの新型肺炎対策製品の供給不足は、主に企業(yè)の人手不足、原材料不足と密接な関係があることが分かった?！附U済日報」が伝えた。

働ける従業(yè)員が少ないということが難問の1つだ。感染の爆発的拡大はちょうど春節(jié)（舊正月、今年は1月25日）連休の直前にあたり、ほとんどの企業(yè)が操業(yè)を停止するか半停止の狀態(tài)にあった。浙江歐潔科技股フン有限公司（フンはにんべんに分）は同省湖州市で唯一、使い捨て醫(yī)療用マスクの免許を持つ醫(yī)療用機器メーカーであり、中國の主要消毒液メーカーでもあり、感染が突如拡大すると、賃金を3倍にして従業(yè)員を働かせるとともに、「値上げしない宣言」をした。同社の責任者は、「當社は舊暦の1月2日からマスクの生産を開始し、醫(yī)療用マスクの製造ライン2本を毎日２交替で稼働させ、1日に大體10萬枚を生産している。しかし感染の影響により、當社では現在、実際に現場で働く従業(yè)員は通常の70％にとどまり、賃金が上昇し、コストも上昇しながら、マスクの価格を引き上げるわけにはいかず、生産に圧力がかかっている」と明かした。

マスク不足は政府による生産能力の統一的調整配置とも関係があり、資源が相対的に不足している場合、第一線の醫(yī)療関係者と感染が深刻な地域への供給が優(yōu)先的に保障される。歐潔公司の関係責任者は、「當社が生産するマスクの90％は地方政府の統一的調達の対象となっており、主にマスクを最も必要とするところに屆けられている?，F在のような特別な時期における供給方法は市場に出回る量を大幅に減少させる」と説明した。

醫(yī)療防護用品メーカーを最も制約するのは、なんと言っても原材料不足だ。多くの企業(yè)と同様、河南省戈爾醫(yī)療機械有限公司はマスク原材料の深刻な不足に陥った。同社の関係責任者は、「當社の生産ラインは半負荷での稼働も保障できず、一時は稼働が停止した。舊暦の大晦日（1月24日）の夜には、原材料を使い果たし、元日は稼働停止にするしかなく、材料が屆いてやっと再稼働できた。原材料不足に続いてやって來たのは原材料価格の上昇で、マスクの価格が據え置かれる中、多くの企業(yè)は『採算割れでの生産』を余儀なくされている。しかし企業(yè)が最も頭を悩ませるのは上昇する原材料価格ではない」と話す。

歐潔公司の匿名の責任者は、「原材料価格が少しくらい高くても大丈夫で、感染流行中には企業(yè)も社會的責任を果たさなければならないと考える。しかし今は防護用品や消毒用品を製造するための各種原材料や、さらにはパッケージ材料さえも省外のメーカーには販売されず、これまで順調だった産業(yè)の供給チェーンが遮斷され、生産効率も供給効率も大幅に低下し、市場のニーズに応えることができなくなっている」と話した。

現在、省?自治區(qū)?直轄市によって醫(yī)療防護用品の生産能力には開きがあり、生産能力は高いが原材料は外部頼みというところもあれば、原材料の生産量は多いが完成品を大規(guī)模に生産する能力はないということろもある。省?區(qū)?市をまたがった管理コントロールが行われれば、大規(guī)模生産の能力を備えた企業(yè)が原材料を使い果たし、頑張りたいと思いながらもその気持ちを支えるものがない狀態(tài)に陥り、市場の供給がさらに逼迫することになる。

こうした狀況に対し、複數の防護用品メーカーが、「非常時には地域間の物資の流動を推進?加速し、供給チェーンの整備とスムーズな流れを維持し、効率の高い生産供給システムを形成することが必要だ」と呼びかける。（編集KS）

「人民網日本語版」2020年2月4日