秦嶺の奧深くにある陝西省商洛市洛南県保安鎮(zhèn)東灣村に、周紅珍さんという「90後（1990年代生まれ）」の女性が住んでいる。周さんは、最も伝統(tǒng)的な「放し飼い」によって黒豚の一種「黒土豚」の養(yǎng)豚を行っており、ライブコマースとネットショップという販売形式を使い、生態(tài)養(yǎng)殖によって豊かさを手に入れようとしている。新華網(wǎng)が伝えた。

周さん一家の暮らし向きは困難を極め、大學(xué)卒業(yè)を待たずに、屋臺(tái)や小規(guī)模なレストランを経営したり、美容の勉強(qiáng)などをしてきた。2016年、偶然、黒土豚の養(yǎng)豚のことを知り、熟慮した後、西安での仕事を辭め、故郷に戻って黒豚の生態(tài)養(yǎng)殖を始めることにした。

紆余曲折を経て、2018年末、飼育豚第一弾を売り出し、ネット上で完売した?，F(xiàn)在彼女は、黒土豚の飼育?繁殖?加工?販売を一體化させ、「秦嶺野娘」の名前でブランド登録を行い、數(shù)多くの消費(fèi)者から支持され、北京?上海?広州などの大都市の消費(fèi)者に、新鮮な黒土豚の肉と燻製肉をオンラインで販売している。伝統(tǒng)的な黒土豚放し飼いの狀況を顧客に全面的に理解してもらおうと、周さんは毎日、ライブ配信を通じて、黒豚の飼育環(huán)境や成長(zhǎng)の様子を紹介している。

周紅珍さんの黒土豚養(yǎng)殖基地で飼育されている豚は、當(dāng)初の50頭から今では1200頭に増え、年間300頭を出荷し、年間利益は80萬(wàn)元（約1200萬(wàn)円）を上回るまでとなった。周紅珍さんは自らが豊かになっただけでなく、同じ村に住む貧困世帯3戸の貧困脫卻をけん引した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年4月30日