中國(guó)市場(chǎng)に新たな期待

操業(yè)を再開した中國(guó)市場(chǎng)に対し、日系企業(yè)はどのような新たな期待を寄せるのか。小栗氏は、「まず現(xiàn)在、中日両國(guó)間は感染癥により人の往來がさまざまに制限されているので、企業(yè)はできるだけ早く隔離が解除されるよう強(qiáng)く願(yuàn)っている」と述べた。

小栗氏は、「多くの企業(yè)は設(shè)備の調(diào)整コントロールのため日本の専門家に現(xiàn)場(chǎng)に來てもらう必要があるが、目下の往來の制限措置により、こうした企業(yè)のニーズは満たせていない。そのため、解除を求める聲が少なくない」と説明した。

小栗氏は、「次に、経済回復(fù)をどのように実現(xiàn)するかも、日本企業(yè)がポストコロナ時(shí)代の中國(guó)市場(chǎng)に注目するポイントだ。感染癥の戦線は伸びる可能性がある。しかし企業(yè)にとっては、なんと言っても自分たちの所屬する産業(yè)がどれくらい回復(fù)できるかが焦點(diǎn)であり、特に自動(dòng)車産業(yè)がそうだ。武漢市と広州市には日本の3大完成車メーカーの工場(chǎng)があり、華東地域と華南地域には自動(dòng)車製造と関連する部品メーカー、化學(xué)工業(yè)メーカーがたくさんある。そのため中國(guó)國(guó)內(nèi)の自動(dòng)車市場(chǎng)がどれくらい回復(fù)するかも、日系企業(yè)の注目するポイントだ。ジェトロは中國(guó)の『リベンジ的』消費(fèi)をしっかり感じ取りたいと思っている」と述べた。

小栗氏はこのたびの感染癥を通じて、中國(guó)國(guó)民の健康や安全への意識(shí)、高い品質(zhì)の生活を追い求める意識(shí)が高まったことがわかったという?！袱长Δ筏糠忠挨先障灯髽I(yè)の得意分野だ。中日間の協(xié)力の方向性には、基本的に変化はない」という。

小栗氏は中國(guó)で今盛んに取り上げられている新インフラ整備については、「日本國(guó)內(nèi)ではまだ感染癥が緩和されていないため、日本企業(yè)の大半はそれほど注目していないが、上海にある日系企業(yè)は新インフラ整備の動(dòng)向に非常に注目している。新インフラ整備は部品、原材料、生産設(shè)備に関わる部分が多く、日本企業(yè)はここでも重要な役割を発揮することができる。そのためビジネスチャンスは極めて大きいと言える」と述べた。

小栗氏は、「ビジネスパーソンから見ると、中國(guó)市場(chǎng)への注目はずっと変わっていない。世界規(guī)模で見て、経済回復(fù)が最も早く、規(guī)模が最も大きいのは、やはり中國(guó)だ。このことは在上海日系企業(yè)にとって目下、大きなプレッシャーとなっている。日本國(guó)內(nèi)の大企業(yè)がどこもポスト感染癥時(shí)代における中國(guó)市場(chǎng)の飛躍的発展に強(qiáng)い期待を寄せ、中國(guó)市場(chǎng)によって歐米市場(chǎng)の穴を埋めようとしているからだ」と強(qiáng)調(diào)した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年5月18日