中國(guó)疾病予防管理センター疫學(xué)首席専門家の呉尊友氏は7月29日、今回の遼寧省大連市の感染狀況について説明した際、「濕度が高く低溫の環(huán)境は新型コロナウイルスの生存に適している」と述べた。

呉氏は、「北京市の感染狀況と大連市の感染狀況で相似しているのは、いずれも海産物の加工?販売と関連している點(diǎn)だ。北京の新発地卸売市場(chǎng)で感染が起こった後、すぐに武漢華南海鮮市場(chǎng)を連想したのも、海産物販売エリアと関連によるものだ。こうした一連の狀況が示しているのは、どのケースにも濕度が高く低溫という共通した環(huán)境があり、ウイルスの生存に適していたという點(diǎn)だ。ウイルスによる汚染があると、そのウイルスは一部に集まって増え、しかも死滅しにくいため、こうした場(chǎng)所に伝播リスクを生じさせる」と説明した。

また、汚染された環(huán)境では、洗浄などの作業(yè)で発生するエアロゾルによって作業(yè)者が感染することもある。作業(yè)者が感染した後でまた環(huán)境を汚染すると、混合型の伝播モデルとなる。海産物の販売?加工をする場(chǎng)所では、特に新型コロナウイルス感染癥の予防に気を付けるべきだとした。

呉氏はさらに、「全國(guó)的にも、こうした環(huán)境に対する検査と管理、特に換気を強(qiáng)化すべきだという注意喚起になった。武漢華南海鮮市場(chǎng)や北京新発地市場(chǎng)の最大の問題は、換気が不十分だった點(diǎn)だ。もし換気の問題が解決されれば、リスクは下がるだろう。大連のこの海鮮加工工場(chǎng)も換気が不十分という問題があった」と述べた。（編集AK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年7月30日