持続する新型コロナウイルスの感染拡大と大規(guī)模な人種間衝突によって、全世界が「もう一つの本當(dāng)の米國(guó)」を目の當(dāng)たりにしている。ここ數(shù)年の米當(dāng)局の政治行為、特にいわゆる選挙のために自國(guó)民の健康や新型コロナ対策の國(guó)際協(xié)力を顧みない一部政治屋の行為は、米國(guó)の世界的な指導(dǎo)力とソフトパワーを大いに毀損するに十分だ。（文：張樹(shù)華?中國(guó)社會(huì)科學(xué)院政治學(xué)研究所所長(zhǎng)。環(huán)球時(shí)報(bào)掲載）

最近我々は米國(guó)の指導(dǎo)下で內(nèi)部分裂する西側(cè)を目撃すると同時(shí)に、西側(cè)陣営を結(jié)束させて中露を孤立させようとするが結(jié)局徒労に終わる米國(guó)の外交行動(dòng)を目の當(dāng)たりにしてきた。冷戦の再開(kāi)を望み、再び戦果を得ようとする一部の政治屋達(dá)の企ては歴史に逆行するものであり、絶対に思い通りにはならないと斷定できる。

まず、この反中同盟の基礎(chǔ)たる「統(tǒng)一され、考えを同じくし、足並みのそろった西側(cè)」は、もはや存在しない幻影だ。G7サミットは各々考えが異なり、統(tǒng)一は困難だ。今年のミュンヘン安全保障會(huì)議はテーマを「Westlessness（消える西側(cè)）」と定めた。居丈高な米國(guó)の政治屋を前に、歐州人はもはや米國(guó)の「橫暴と亂暴」への反発を隠せずにいる。彼らは大西洋を挾んで価値観が分裂し、利益の衝突する関係に直面していることを認(rèn)めざるを得ない。歐州の大國(guó)である仏獨(dú)も歐州的価値観に回帰し、改めて自らの位置づけを見(jiàn)出そうと試みている。

次に、「動(dòng)揺し、躊躇し、形勢(shì)をうかがう」米國(guó)の昔日の同盟國(guó)と比べ、世界の圧倒的多數(shù)の非西側(cè)國(guó)はすでに米政治屋がいわれなく騒ぎを起こすのに辟易し、問(wèn)題の根本的原因を見(jiàn)抜いている。米國(guó)の一部の政治屋は情勢(shì)判斷の誤りと民衆(zhòng)のミスリードを繰り返してもなお獨(dú)斷専行し、安っぽくて空疎な「民主と自由」等のスローガンを再び用いて人心を籠絡(luò)し、他國(guó)を煽動(dòng)して共に銃口を中國(guó)に向けさせる幻想を抱いている。

中米関係が過(guò)去40數(shù)年間で最も冷え込む中、中米間で新たな冷戦が勃発するとの聲が絶えず耳に入ってくる。だが理性ある人なら誰(shuí)しも、世界が対立する二つの陣営に再び分割されることを望まず、何かというと政治的手段で正常な自由貿(mào)易秩序及び科學(xué)技術(shù)?人的?文化的分野の國(guó)際交流を破壊することに反対する。

米國(guó)は外に敵を作ることで自らの発展と進(jìn)歩を確たるものにすべきではない。いわんや二つの強(qiáng)國(guó)が相爭(zhēng)えば、互いに損害を被る。中米両國(guó)は共に極端なナショナリズムや過(guò)激なポピュリズム思想の誘惑に警戒すべきだ。さもなくば中米そして全世界を衝突の陥穽、さらには戦爭(zhēng)の泥沼に引きずり込むことになる。

世界の大國(guó)である中米は全世界に目を向け、発展を切望する無(wú)數(shù)の途上國(guó)及び新興エコノミーと連攜して共に歩み、自らの比較優(yōu)位を最大限発揮し、改革と発展のノウハウを國(guó)際社會(huì)と分かち合うべきだ。大國(guó)がすべきは人々の交流を遮斷する「壁」を築くことではなく、協(xié)力と結(jié)びつきの「橋」を架け、世界の平和?発展?繁栄を促進(jìn)し、人類(lèi)文明の進(jìn)歩を後押しすることだ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年8月19日