中國キャリアロケット技術(shù)研究院が9日に明らかにしたところによると、山東省海陽市が現(xiàn)在、固體燃料ロケット総組立?試験拠點を建設(shè)中だ。東方航天港の重要な一部としての同拠點は完成後、年間で20機の固體燃料キャリアロケットを生産する見通しだ。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

同拠點は、中國長征ロケット有限公司が中國キャリアロケット技術(shù)研究院の許可を受け、ビジネスモデルに基づき海陽市政府と共同建設(shè)する。計畫中の土地使用面積は133ヘクタール以上で、主にロケットの生産準備、総組立、試験などを行う。これには固體燃料ロケットの総組立?試験及び衛(wèi)星?ロケット連結(jié)技術(shù)工場、ロケット構(gòu)造部分組立工場、固體燃料キャリアロケット回転工場などの建築物が含まれる。年末に1萬平方メートル近くの技術(shù)工場を引き渡す予定。1期プロジェクト全體の竣工と引き渡しは來年になる。同拠點の建設(shè)は、従來のロケット生産?製造と打ち上げが切り離された狀態(tài)を打破するものとなる。

これまで長征11號海遙1固體燃料キャリアロケットの打ち上げの際には、専門的なロケット総組立?試験工場がなかったため、長征11號ロケットは北京で総組立を終えた後、鉄道と道路の全體輸送により海陽港埠頭に入り、打ち上げられていた。今後の「一體化」実現(xiàn)により、長征11號は生産準備、総組立、試験などの流れを直接現(xiàn)地で完了し、打ち上げ準備時間をさらに短縮できる。短時間內(nèi)に打ち上げを終え、ロケットのスピーディな反応能力を高める。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年10月14日