臭豆腐（豆腐加工品）、蔥油餅干（ネギのお焼き）、ミルクキャラメル、ちまき……開(kāi)催中の第23回中國(guó)アイスクリームならびに冷凍食品産業(yè)博覧會(huì)では、こうしたアイスとは全く関わりのないような食品がアイスの新しいフレーバーになっている。甘い味一辺倒からいろいろな味のものが登場(chǎng)し、暑さをしのぐために食べていたのが楽しみのために食べるものに変わり、こうした消費(fèi)意識(shí)の高度化にともなって、伝統(tǒng)をひっくり返し、イノベーションを追い求める変革がアイス業(yè)界の中で靜かに進(jìn)行している。新華社が伝えた。

アイスの新たなアイディアが飛躍 有名メーカーとコラボで味にもイノベーション

光明冷飲ブランドのブースでは、1メートル以上ある「大白兎ミルクキャラメル」のオブジェが展示臺(tái)の隣に置かれ、冷蔵ケースに整然と並べられたアイスクリームは拡大されたミルクキャラメルのようだった。見(jiàn)慣れた青白のパッケージと「ウサギのイラスト」に大勢(shì)のバイヤーが足を止め、「子ども時(shí)代の味」を味わっていた。

光明冷飲の李俊龍社長(zhǎng)は、「今年3月、當(dāng)社と『大白兎』はコラボ商品を打ち出し、ポップアップ?ストアを通じてPR販売し、なかなかの売り上げを達(dá)成した?，F(xiàn)在、コラボアイスの売上高だけで8千萬(wàn)元（1元は約15.7円）を超えている」と話した。

新顔のアイスブランド「鐘薛高」の展示ブースでは、同ブランドと「五芳斎」のコラボによる笹風(fēng)味のアイスが注目を集めていた。ちまきフレーバーのこのアイスは淡い緑色で、笹の爽やかな香りを放ち、味わってみるともち米のつぶつぶ感を楽しめる。

ちまきフレーバーだけでなく、鐘薛高は今年10月に「度數(shù)アイス」をオンラインで発売した。なめらかなベルベットチョコでコーティングされたブランデー入りのアイスで、関係責(zé)任者は、「食後は車の運(yùn)転はお控えください」と笑った。

若者の注目を集めたい 「がっつり味」が新たなセールスポイントに

江西天凱楽食品有限公司の展示エリアでは、臭豆腐味のアイス、蔥油餅干味のアイスなど、珍しい「がっつりした味」のアイスが大勢(shì)のバイヤーを引きつけていた。

臭豆腐アイスのパッケージを開(kāi)けると、黒っぽいウエハースにグレーがかったアイスが包まれ、臭豆腐の様子を生き生きと再現(xiàn)している。その場(chǎng)にいたバイヤーの話によると、「そんなに匂いは強(qiáng)くない。食べてみると濃厚な豆腐の味がする」という。

同公司の関係責(zé)任者は、「これは當(dāng)社の今年の新しいフレーバーで、ターゲットは90後（1990年代生まれ）と00後（2000年代生まれ）。この世代は今ではアイス?コールド飲料業(yè)界の主要消費(fèi)層だ。若い人は新しいものを試すのが好きなので、絶えず新たなフレーバーを打ち出していかないと、若者の心をつかむことはできない。今年発売したいくつかの新商品は、なかなかの売り上げだ」と話した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年10月19日