春節(jié)（舊正月、今年は2月12日）が近づくと、舊暦の年末に支給されるボーナスがよく話題に上るようになる。上海陸家嘴國(guó)際金融資産取引市場(chǎng)股フン有限公司（フンはにんべんに分。陸金所）と上海陸金所基金販売有限公司（陸基金）が共同で打ち出した実名制のSNSプラットフォーム「脈脈」はこのほど、「働く人の年末ボーナスの真相調(diào)査研究2020」を発表した。同データによると、脈脈の調(diào)査に答えた?jī)Pく人のうち、65％あまりが「ボーナスは減らなかった」と答え、「10ヶ月分の給與を上回った」も6.35％いた。また40％以上が「ボーナスは資産運(yùn)用に回す」と答えた。

今回の調(diào)査結(jié)果からわかるのは、ボーナスの支給額には業(yè)界ごとにはっきりとした開きがあったことだ。調(diào)査では、働く人の半分が1ヶ月分の給與かそれ以下のボーナスを支給され、10ヶ月分を超えた人は6.35％だった。後者のうちの3割が情報(bào)技術(shù)（IT）業(yè)界またはインターネット業(yè)界に従事し、1割強(qiáng)が金融業(yè)界に従事していた。

ボーナスの使い道をみると、商品購(gòu)入などの硬直的需要に回すほか、投資や資産運(yùn)用に回すという人が多かった。調(diào)査によれば、回答者の40.58％が「ボーナスを受け取ったら、一番したいことは投資や資産運(yùn)用に回してお金がお金を生むようにすること」と答え、「銀行に預(yù)けるのが一番安心」とした人は5.08％にとどまった。

陸金所プラットフォームのデータでも、舊正月の前になるとユーザーの資産運(yùn)用ムードが高まることがわかり、20年11-12月にはユーザーの一月あたり平均ネット接続時(shí)間が増え、１-10月に比べて約50％急増したという。

業(yè)界関係者の分析では、新型コロナウイルス感染癥の影響により、例年であれば上位に來(lái)る春節(jié)の旅行費(fèi)用が節(jié)約され、これに中國(guó)國(guó)內(nèi)のポジティブな投資環(huán)境と「ファンド投資熱」による牽引効果が加わって、手元の資金に余裕がある人は投資や資産運(yùn)用にボーナスを回してお金がお金を生むようにしたいと強(qiáng)く願(yuàn)うようになったという。

同じく投資?資産運(yùn)用といっても、働く男性より働く女性がより熱心で、しかも上手に資産を運(yùn)用する。調(diào)査によると、20年に女性で収益がプラスになった人は58.9％に上った。陸金所などのプラットフォームのデータでも、20年のアクティブ投資ユーザー新規(guī)増加分のうち、女性の割合が57％に達(dá)して男性を上回った。

働く女性は資産運(yùn)用界の半分を占め、収益率では男性に負(fù)けていない。ネットユーザーの間では、「中國(guó)では女性が一家のCFO（最高財(cái)務(wù)責(zé)任者）」というのが話題になっている。

脈脈の調(diào)査では、働く人の39.09％が「ファンド投資を選択してボーナスを増やしたい」と答え、95後（1995年から1999年生まれ）の若い投資家の間で最も人気があるのもファンドだ。陸基金などのプラットフォームのデータでも、95後の投資家の62％が公募債を選んだ。

2021年がスタートすると、ファンド商品が相次いで発売された。新たに増加した「ファンド投資家」のうち、90後（1990年代生まれ）の割合が上昇を続け、半分以上を占めるようになった。新規(guī)投資家のうち、ファンドは資産運(yùn)用商品であるだけでなく、社交ツールのようにもなっている。かつては食後のくつろぎのひとときに蕓能人の話に花が咲いたが、現(xiàn)在の話題はファンドに変わっている。最近はスターのファンドマネージャーのために投資家が後援會(huì)を設(shè)立することさえあり、スターを追いかけるようにファンド投資をするのがブームになっている。

20年には、公募債の全體的規(guī)模と新規(guī)増加規(guī)模など複數(shù)のデータが過去最高を更新した。大いに盛り上がる市場(chǎng)を前にして、自分自身のリスク選好度とリスク受け入れ能力を客観的に把握するだけでなく、資産を上手に配置することも必要だ。陸金所のデータでは、お金がある人ほど資産配置への意識(shí)が高いことがわかる。投資額が100萬(wàn)元（1元は約16.3円）を超える投資家のうち、「5種類以上の金融商品を保有している」とした人は52％に上ったのに対し、100萬(wàn)元以下の投資家ではこの割合が1.56％にとどまった。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年2月5日