
作品:
「都鐘煥『ツタ』」
それは一続きの壁
どうすることもできない壁
まさにその時、
ツタは默默とその壁を這い上っていった。
それは絶望の壁
一滴の水も、一粒の種も生き殘ることはできない
まさにその時、
ツタは焦ることももたつくこともなく前へと伸びていった。
指尺一つ分の幅であっても手を取り合って這い上っていき、
しっかりと絶望を握りしめて葉を茂らせていった。
私たちは項垂れて
あれは越えることのできない壁だと言う
まさにその時、
一片のツタの葉が
數(shù)千片の葉を引き連れて
ついにその壁を越えていった。
書家:
崔載錫(Choi Jae Seok)。美術(shù)學博士(北京中央美術(shù)學院)。これまでに個展を11回開催。韓國青年書壇會長、韓國篆刻協(xié)會理事、韓國書道家協(xié)會理事。