旅行予約プラットフォームの同程が8日に発表した「2021年中秋節(jié)連休旅行トレンド報(bào)告書(shū)」によると、今年の中秋節(jié)（舊暦8月15日、今年は9月21日）連休には、中國(guó)人旅行者の旅行意欲が高まり、國(guó)內(nèi)旅行者數(shù)は延べ8千萬(wàn)人を超えることが予想されるという。中國(guó)新聞社が伝えた。

同程旅遊研究院の責(zé)任者は、「新型コロナウイルス感染癥が徐々に抑制されるのに伴って、9月初旬には近場(chǎng)の短距離旅行市場(chǎng)が各地で回復(fù)し始めた。これまでに上海市、山東省、湖南省、湖北省、河南省、四川省、浙江省、広東省、內(nèi)蒙古（內(nèi)モンゴル）自治區(qū)など多くの省?區(qū)?市が、省?區(qū)?市をまたぐ団體ツアーと『航空券+ホテル』業(yè)務(wù)を秩序良く再開(kāi)すると発表しており、まもなく訪れる中秋節(jié)連休には、レジャー?リゾートに出かける人と親族を訪問(wèn)する人が多くなり、旅行市場(chǎng)が旅行客のピークを迎えることは確実だ」と話した。

同程旅行のビッグデータを見(jiàn)ると、中秋節(jié)連休の旅行客の平均移動(dòng)半徑は端午節(jié)（端午の節(jié)句、今年は6月14日）と同程度で、近場(chǎng)の短距離旅行が引き続き市場(chǎng)の主流となるだろう。中心都市から周辺の市?県へ向かう自動(dòng)車、高速鉄道の移動(dòng)ニーズも旺盛だ。1泊2日の短距離旅行、または日帰りの近場(chǎng)への旅行が中秋節(jié)の旅行の主な選択肢になるとみられる。

データによると、中秋節(jié)連休の近場(chǎng)の旅行で人気の上位10都市は、北京、上海、深セン、重慶、成都、広州、長(zhǎng)沙、杭州、南京、西安となっている。

上海市はこのほど、9月4日0時(shí)より省?區(qū)?市をまたぐ団體ツアーと「航空券+ホテル」業(yè)務(wù)を再開(kāi)すると発表。この政策がスタートすると、上海の近場(chǎng)旅行に対する注目度が130％上昇した。

旅行の時(shí)期を見(jiàn)ると、中秋節(jié)當(dāng)日は連休の最終日に當(dāng)たるため、同報(bào)告書(shū)は「連休前半に旅行先などへ行く人のピークは相対的に分散するが、連休後半に旅行先などから戻る人のピークは非常に集中することが予想される。親族訪問(wèn)と観光旅行の2つが重なり、北京、上海、広州、深セン、成都、重慶、西安、鄭州、南京、杭州などの鉄道駅や空港は利用者數(shù)が全國(guó)トップレベルになるとみられる」との見(jiàn)方を示した。

注目されるのは、中秋節(jié)に月見(jiàn)をする文化が夜間観光市場(chǎng)を活発にすると予想されることだ。月見(jiàn)は中秋節(jié)の伝統(tǒng)的な文化風(fēng)習(xí)であり、連休期間には夜間観光市場(chǎng)が非常に盛んになるとみられる、國(guó)內(nèi)の有名な観光地の多くが連休期間に夜間観光イベントを打ち出すとしており、杭州の西湖は「月を拝む」と銘打った一連のシリーズイベントを打ち出し、月のような形をした船33隻が3晩にわたって西湖の夜を明るく彩るという。武漢市の黃鶴樓は連休に先だって夜間のライトアップを再開(kāi)。北京の八達(dá)嶺長(zhǎng)城もライトアップを行い、月明かりの下で長(zhǎng)城の壯大な姿を浮かび上がらせるという。

同報(bào)告書(shū)によると、中秋節(jié)連休の國(guó)內(nèi)の定番の旅行目的地や観光地の夜間観光への注目度が軒並み上昇しており、テーマパークの夜間営業(yè)、河川のナイトクルーズ、都市の夜景観光など、月見(jiàn)にふさわしい夜間観光コンテンツが特に人気を集めている。上海ディズニーランドの夜間営業(yè)、南京?夫子廟の夜市、重慶?両江のナイトクルーズ、蘇州?網(wǎng)師園の夜間観光、南京の秦淮河畫(huà)舫（遊覧船）が、今年の中秋節(jié)連休で人気の夜間観光コンテンツになるという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年9月9日