外交部（外務(wù)?。─?8日の定例記者會(huì)見(jiàn)で、趙立堅(jiān)報(bào)道官が福島原発汚染水に関する質(zhì)問(wèn)に答えた。

【記者】日本の岸田文雄首相は17日に福島原発を視察した後、福島原発汚染水の海洋放出計(jì)畫(huà)について「大変重要であり、先送りはできない。政府は科學(xué)的見(jiàn)地から透明性をもって、処理水放出の安全性について説明し、各界の懸念を払拭していく」と記者団に述べた。これについて中國(guó)側(cè)としてコメントは。

【趙報(bào)道官】今年4月に日本政府が福島原発汚染水の海洋放出を一方的に決定すると、環(huán)太平洋諸國(guó)や日本國(guó)內(nèi)から疑問(wèn)や反対の聲が上がった。日本側(cè)はこの決定において、安全な処分手段を盡くすことも、関連情報(bào)を全面的に公開(kāi)することも、周辺諸國(guó)などステークホルダーと十分に協(xié)議することも、実効性ある監(jiān)視?検証の取り決めをすることもなかった。これに対する國(guó)際社會(huì)の懸念や反対は全く正當(dāng)で理にかなったものであり、日本側(cè)は聞こえぬ振りをしてはならない。

中國(guó)は、福島原発汚染水の処分問(wèn)題が日本一國(guó)の私事ではなく、環(huán)太平洋諸國(guó)の人々の健康や地球の海洋生態(tài)環(huán)境に関わる重大な國(guó)際議題であることを繰り返し強(qiáng)調(diào)してきた。すでに國(guó)際社會(huì)からは、日本による海洋放出決定の合理性や科學(xué)性、決定におけるデータの信頼性、原発汚染水浄化裝置の信頼性などに対し懸念の聲が多く上がっている。日本側(cè)は國(guó)際社會(huì)の聲に耳を傾け、間違った決定を撤回し、原発汚染水の海洋放出に向けた準(zhǔn)備作業(yè)を進(jìn)めるのを止めるべきだ。ステークホルダー及び関係する國(guó)際機(jī)関と十分に協(xié)議して合意に至る前に、原発汚染水の海洋放出を勝手に始めるべきではない。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年10月19日