11月15日、北京証券取引所が取引を開始する。資本市場の重要イベントである北京証券取引所は、その展開スピードが注目を集め、取引開始に市場から高い期待が寄せられている。中新経緯が伝えた。

15日には、恒合股份、広道高新、漢鑫科技など10社が同取引所で上場するほか、現(xiàn)在の全國中小企業(yè)株式譲渡システム「新三板」の市場區(qū)分の精選層の企業(yè)71社も上場し、第1期上場企業(yè)は計81社に上る見込みだ。

2020年の財務データを基準にすると、この81社の平均売上高は6億元（1元は約17.8円）、平均純利益は6938萬元だ。このうち売上高が1億元を超える企業(yè)は78社で96.3％を占め、純利益が5千萬元を超える企業(yè)は39社で48.15％を占めた。

売上高の規(guī)模を見ると、穎泰生物の20年売上高は62億2500萬元で81社のトップだった。純利益の規(guī)模では、貝特瑞、連城數(shù)控、同力股份、穎泰生物、長虹能源など8社の20年純利益がいずれも1億元を超えた。

北京取引所が取引を開始すると、人気が出るのはどの業(yè)界か?；涢_証券研究院の陳夢潔チーフストラテジーアナリストは、「現(xiàn)在の精選層企業(yè)の業(yè)界分布は主に工業(yè)、情報技術、材料、醫(yī)療保健に集中し、工業(yè)情報化部（?。─k表した『専精特新（専門性が高い製品、精密化管理で生産された優(yōu)品、特色のある製品やサービス、技術のウェイトが高い製品）』企業(yè)リストの業(yè)界分布の特徴に似通っている」と述べた。

陳氏は、「（新三板の）イノベーション層から精選層への移行を申請中の企業(yè)を見ると、業(yè)界分布は製造業(yè)、情報伝達、ソフトウェア、情報技術サービス業(yè)が中心になるだろう。そのため、これから北京取引所に上場する企業(yè)は引き続き実體経済分野に集中し、ある程度は業(yè)界の偏りが見られると予測される」とした。

中央財経大學の劉春生準教授は、「専門性が高く、一定の特色や優(yōu)位性を備え、特定の分野を深く掘り起こした企業(yè)が北京取引所で支持されることになるだろう。一部の業(yè)界の中で、規(guī)模がそれほど大きくはないが、業(yè)界をリードする立場にある企業(yè)に大きなチャンスがある」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月15日